
キックボードで伊豆大島一周サイクリング(1) 準備編

2011年3月の震災直後、危機管理過剰なわたしは、きたるべき「北斗の拳の時代」を想定し、生き残って世紀末覇者となるべく夜な夜なAmazonを徘徊してサバイバルアイテムをクリックし続けた結果、
「あとは髪形をモヒカンにすることだけ」
ってくらい準備万端、整ったのですが、状況もやや落ち着いた2011年の8月連休の16日から心機一転し、
「収集したアイテムを有効活用し伊豆大島をキックボードで一周する」
というドラクエⅢ以来の大冒険に出ることにしました。
人生初の一人旅&野宿です。

伊豆大島はサイクリングに適した周回道路が整備されてますが、アップダウンの激しい一周約50kmを、何とキックボードで走破することになります。真夏の炎天下で、我ながら狂ってるとしか言い様がありません。
今回の装備品です。

ハリウッド映画でおなじみ、もはや絶品モノの「マグライト」6C型です。電球をLEDにカスタマイズ交換し2倍の光源を確保しました。
全長43cm、有効打突部位28cm、電池込重量848gの、ドラクエでいえば「ひのきの棒」に匹敵する狂気の破壊力で、襲い来るゾンビや「牙一族」くらいなら返り討ちに出来ます。

尚、マグライトを製造するマグ・インストルメント社は、3.11直後、明かりの消えた被災地に即座にマグライトを提供し、夜の闇を照らしてくれました。

ヤフオクで残り10分で参戦し、迷いの無い物量クリック連打でヒシアマゾンのような豪脚を見せ、一撃で競り落とした米軍採用品のソーラー充電パネル「パワーフィルム AA SOLAR CHARGER」です。
単3エネループ4本を6時間でフル充電でき、SANYOエネループハンディ電源KBC-D1BSと組み合わせることで、わたしのiPhoneと携帯を不夜城にします。

真夏の都心の計画停電を見据え、暗闇の中でも優雅にトイレに行くことを想定して購入した赤外線暗視スコープです。もはや変態としか思えません。

野営時も紳士の嗜みとして食後の煮出しミルクティーはかかさない、「イワタニアウトドア専用カセットガス式ガスバーナーCB-JRB-2」です。 カセットコンロのガスボンベが汎用的に使用可能です。

電池式ランタン「GENTOSエクスプローラー EX-837NX」です。明るさ80ルーメン、実用点灯30時間を実現し、野営中もいろんなジャンルの本が読めます。

風呂の残り湯などで簡易ウォシュレットを実現させる、見事なまでのアイデア商品「普通の水鉄砲」です。主目的は走行中のキックボードのタイヤ冷却です。

最強SPF50+の極薄ベール、近所のドラッグストアで一番高かった日焼け止め「オレゾ パーフェクトディフェンスSPF50+」です。あらゆる太陽光をシャットアウトし色白美人のわたしをキープします。

そして今回の相棒、コイツが無ければそもそも連載開始できない、大人用キックボード(キックスケーター)「micro scooter white」です。
普段「恥ずかしいから」の一言で夜中のコンビニへの往復くらいしか使わず、今やクーラーの効いた部屋のオブジェと化してることからも、コイツ自身も明日から50kmの過酷なワインディングロードが待ち構えているなど夢にも思ってないだろう。
今日から部屋で「絢香×コブクロ WINDING ROAD」をかけて伏線をはっておくのと、コイツには内緒でスペアタイヤも用意。また秘密兵器として、さりげなくベアリングを高性能ABEC7に付け替えといた。標準ベアリングのABEC5と比べて機動力が「ガンダム→Zガンダム」くらい増したぞ。たぶん。

今回、体年齢的に無理はしない(できない)&大人の一人旅ということで、以下のスケジュールにしたのですが・・・
・16日 朝一で伊豆大島着。東岸を半周し南端のキャンプ場で野宿
・17日 西岸を北端まで半周しホテル&温泉で爆睡
・18日 まったりと昼に伊豆大島発
予約後の調査で、大島の整備された道路は実は自転車なら半日くらいで楽勝で1周可能らしく、いくらキックボードとはいえ、ちょっと余裕を持たせすぎたか??17日朝大島着で良かったかもしれない。
熱中症に耐えつつ、島の各所で暇つぶしにtwitterでつぶやき続けるかメールするか 読書にふけるか・・・どちらにしろあまりにも過酷。地図含めてiPhoneだけが頼りです。
・・・あれ?今更だけど、そもそも電波通じるよね?? (続く)


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