ミクロネシア旅行(4) ナン・マドール観光 海路


より大きな地図で 20090920 ミクロネシア を表示

いよいよ最終日。ボートで太平洋に繰り出しました。



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8:19 目覚めました。朝のホテルの中庭です。心地よい快晴です



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サウスパークホテルのレストランでラストモーニングをとりました。

本日は最終日。ポンペイ・オーシャン・クルーズ(POC)のカスタマイズツアーでクルージングに行きます。



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レストランの中です。クルージングへの迎えは午後に来るので、ゆっくり食後のコーヒーを飲みながら、午前はお土産を買いに行く計画を練ってます。

今回、結果として完全にお土産を買うタイミングを逃し、追い詰められた我々は夕方、血走った顔で写真の売店でポンペイ(ポナペ)名物の木彫りの人形を大人買いすることになりますが、このときはノンキなものでした。



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11:35 ホテル近くの「カピンガマランギ村」へお土産を探しにいきました。

ここはカピンガマランギ環礁からポンペイに移住してきたポリネシア系の木彫り職人達の村で、村内に写真のような「工房」がたくさんあり、中でハンドメイドの木彫りの置物や貝で作られたペンダントなどを売ってます。

わたしが探してたマンタの木彫りグッズが無かったのでヘラヘラしながら出ようとしたら、奥の暗がりに座って無言で見つめてた5、6人の職人さん達の殺気に気づいて、それほど欲しく無かった亀のペンダントを購入する羽目になりました。



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昼飯後、いよいよ太平洋に出航します。

船はかつて坂口憲二も泊まったらしい写真の「PCRホテル」の桟橋から出ます。2日ぶりのかおりポンさんが颯爽と車で迎えに来てくれました。



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13:18 POC藤田さん自ら操縦するボートで太平洋のど真ん中に繰り出しました。



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坊主頭は潮風がみんなの1.5倍ほど気持ちいいです。

前方に見えるのは恐らく「LengerIsland」です。



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「MuwahndIsland」の脇を通って南下します。

GoogleMapの地名をそのまま喋ってます。



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14:32 この後、しばらく釣りを堪能しました。

わたしは釣りは普段からやり慣れているので写真として残しておりません。サビキ釣り?という上級者向けのヤツをやりました。マンタかペンギンを釣りたかったのですが、赤いタイ?に似た魚を数匹釣ることが出来ました。

・・・すみません、文章では分かりにくいですが、釣りに関してはわたしは、釣り中「デカいホオジロザメがかかったらどうしよう」とテンパるほどの完全なド素人なため写真を撮る余裕がまったくありませんでした。



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15:29 釣り後、こちらの小島でシュノーケリングを楽しむことにしました。

この島、GoogeMapにちゃんと写っているのが凄いです。



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今回、現地ツアーのアテンドをお願いしたPOC代表の藤田さんです。

梅宮辰夫ばりのオーラが出てます。



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お手伝いのかおりポンさんは「5分釣りしてないと死んじゃうんじゃないか」ってくらい、時間を惜しんで竿を振ってました。



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シュノーケリングですが、最終日にしてやっとコイツが日の目を見ました。あらゆるデジカメを水中仕様にする汎用防水ケース「DiCAPac」(3900円)です。



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防水ビニールケースでコンドームよりもお手軽に装着できるそうです。早速、勇気を出してカメラ片手に潜ってみました。一面、珊瑚だらけです。



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珊瑚礁をマーメイドのように優雅に泳ぐわたしです。

あまりの気持ち良さに、あれだけディスカバリーチャンネルで観たサメ襲撃の恐怖はどこかにいってしまいました。



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水中でポニョを探してると頭に何かが当たってて久しぶりに顔を上げると、スコールで大粒の雨が降ってました。坊主頭はみんなの1.5倍ほど痛いです。



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まあ潜水艦乗りが言うように水に潜ってしまえば関係ありません。

しかし珊瑚だらけで日本のわたしの部屋と同様、足の踏み場もありません。まるでサンゴ礁みたいです。



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変な魚がいました。熱帯魚で言えばガーパイクみたいです。



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こんなところにもナマコがいました。



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綺麗な縞模様の小さい魚です。熱帯魚で言えばスマトラのようです。



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海面を大粒の雨が叩いてます。

ちなみにわたしは海水魚に詳しくない熱帯魚マニアです。



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かおりポンさんのルアーに食いつくボケをしようと水面下から近づいてったら、あっけなく見つかってしまいました。



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15:58 楽しかった小島に別れを告げ、いよいよナン・マドール(Nan Madol)に向かいます。今日はディズニーランドと豊島園をハシゴするくらい、エンターテイメントがテンコ盛りです。



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16:14 ナン・マドールが近づいてきました。

外洋の「見張りの島」の脇を通ってナン・ドワス(Nan Dowas)の北側の水路から進入します。気分はナン・マドールに攻め込む海賊です



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「見張りの島」を通過し、ナン・ムォルーセイが見えてきました。

1000年前なら見張りの島から連絡を受けて、ナン・ムォルーセイの防壁はすでに敵兵でいっぱいでしょう。



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防御力の高いナン・ムォルーセイの防壁を右に避け、ナン・ドワス北側の水路に入りました。ここからナン・ドワスの前を通ってそのまま南へ抜け、ナン・マドールの中心地帯に進みます。



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昨日、歩いたナン・ドワスの北壁にきました。



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ナン・ドワスの北西の角です。あと1cm低ければ歴史が変わった、と言われるクレオパトラの鼻に匹敵するとても美しい造形です。



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昨日、水路を歩いて渡ったナン・ドワスの西口改札です。

満潮の今日は完全に泳がないと渡れなそうです。尚、この入口の対面は「ダウ」と言い兵士達の詰め所となっていたらしいので、この水路に進入した時点で右手から強烈な反撃にあったでしょう。



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そのままナン・ドワスを通りぬけ、南西の角から昨日訪れた「下神殿の島」方面を見ています。満潮で完全に水没しています。



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ダウを右手に見ながらゆっくりとボートは進んでいきます。

一帯は静寂に包まれており、遠くで響く海鳥と波の音しか聞こえません。



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この橋は昨日、ボルト氏に連れられ渡った橋です。昨日は周囲は普通に密林だったのですが、今は潮が満ちて完全に川になってます。高校デビューしたわたしの中学の同級生B君以上の変わりようにびっくりしました。



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ボートはそのまま「聖職者の島」と「放送の島」の間をぬって南下します。

放送の島とは、島の前にある石の上に屈強な男が立ち、王の命令を大声で島全土に伝えたとの言い伝えから来ております。



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正面右の「プロックの木の島」を左に迂回し、左手の「踊りの島」との間の水路を通って南下します。踊りの島には長さ3m、幅1m、厚さ40cmもある巨大な一枚の平石が残っており、王に仕える踊り子がこの石の上に座って手踊りをするのを王族や貴族がカヌーに乗って観に来たと言われてます。

今で言う武道館のような存在だったのでしょうか。



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16:21 前方に「ヤシ油の島」が見えてきました。

こちらはくっきりと石垣が残っています。



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ヤシ油の島です。この島はココナッツ・オイルの製造と貯蔵が行なわれた島と言われてます。ミクロネシア各地から集められたココナッツからこの島でオイルを精製してナン・マドール全体へ儀式や灯火用に供給してたそうです。



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またこの島には二つの墓地があり共に枯れ木のような人骨が露天にさらされてるらしいです。尚、ヤシ油の島を抜けたあたりがナン・マドールの中心となりますが、この先はマングローブが生い茂ってボートではいけないため、ここで方向転換し東南へ向かって遺跡の外に出ます。



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ヤシ油の島を抜けると、前方に「レメンカウ」と呼ばれる島の石垣が見えてきました。ここは病院だったらしく、浅瀬に面した遺跡の外縁にあります。王族・貴族の病人は全てこの島に運ばれ治療を受けました。

尚、島の隣に「ナムェンカウ」という池があり、治癒した病人は帰宅前に最後のお清めを受けたそうです。また一説にはこの島は島の屈強な男達が池の周囲でジャンプ競技を競い合ったとも言われてます。



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16:25 ナン・マドールの外に出ました。東南の外壁に沿って再び北上します。

写真は「南風の島」というあだち充の漫画に出てきそうな名前がついている小島です。上陸地点を探してます。



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16:30 都合よく小さな入り江があったのでここにボートをつけてもらって、我々だけ降ろしてもらいました。浅瀬で水がお湯のように暖かいです。

南風の島はナン・マドール東南の浅瀬に沿って築かれた長い防波堤のような人口島で「雷神の砂」と呼ばれる白いサンゴ砂の中に建てられており、北はカリアーンまで続いています。ここには住居跡と墓がたくさんあり、人骨がたくさん出土するようです



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南風の島の北側にある「小さな広場」です。

お弁当持ってきてたら最高のシチュエーションでランチが出来ます。



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広場を抜けて更に先に進むと「カリアーン」まで徒歩で行き着けるのですが、ここから先はマングローブが密集してて進めませんでした。



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藤田さんとかおりポンさんは少し離れた海上で釣りをしてます。

置いてきぼりにされたらどうしよう、と段々、不安になってマングローブの間から海上を覗いてました。



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16:47 ボートに回収されると、今度は「レメンカウ」を右手に見ながら外壁に沿って南下してもらいました。1000年前は巨大な石壁が海上に延々と広がってたのでしょうが、今ではナン・マドールの南半分は完全にマングローブに覆われてしまい、一見するとそこに人工物があることに気づきません。



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ナンマドールの最南端「パーヌゥイ(Pahnwi)」です。名前の由来は、ウイの木(油の多い木)の名をとったものと言われてます。

大きな船着場があることから、訪問者の上陸地だったと推定され、シャウテレウル王朝を滅ぼしたイソケレケルも最初にここに上陸したと言われてます。また、墓や家屋の土台跡もあり、多くの出土品が出てます。尚、南西側の壁面中央に、妊婦が安産祈願のためにお腹をこすりつけたという大きな岩があるとのことですが、それが写真の巨石かもしれません。



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16:57 これでナン・マドール観光も終了、見れるところは見終わりました。こちらの要望通りにアテンドしてくれた藤田さんとかおりポンさんに感謝です。

写真は先ほど遺跡の外に出た水路で、外からナン・マドールを見てます。ヤシ油の島が遠くに見え、左の角にレメンカウが見えてます。エメラルドグリーンの海に囲まれ本当に神々しい美しさに満ちた遺跡です。



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先ほど上陸した南風の島を左手に見ながら北上してます。その存在自体が謎に満ちたナン・マドールはこれまで多くの人々の想像力をかきたててました。

イギリスのトンデモ退役軍人ジェームズ・チャーチワード(1851~1936)が唱えた「ムー大陸」は、太古の昔に南太平洋上に存在したとされる巨大大陸で、12000年もの昔に突如、大陥没に見舞われ、6400万人の人々とともに海中に没したとされています。

その際、ムーの聖都だった「ヒラニプラ」は高地であったがために水没を免れ、それが今のナン・マドールの起源であり、その他の山脈の頂上が今のミクロネシアの島々になったと言われてます。



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確かにミクロネシアやポリネシアには巨石による遺跡が多く、ヤップ島の巨石の通貨を始め、パラオ諸島の謎の石柱や石像、トンガ島の40トンもある石の門、イースター島のモアイに象徴される遺跡群はこの地帯に存在した古代文明の存在を彷彿させます。

ボートは東南の壁の端に位置するカリアーンまで来ました。ここから外洋になり海の色が蒼くなります。



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ミクロネシアの海と空に見とれる、かおりポンさんの美しい絵です。

「5分釣りをしてないと死んでしまう病気」なんじゃないか、と思ってたわたしは、そんな彼女の背中と時計をハラハラして見とれてました。



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外洋に出ました。ナン・マドールが遠ざかっていきます。

謎に満ちたナン・マドール。
本当にかつて存在したムー大陸の遺産なのでしょうか?

残念なことに、完全な調査はまだ終わってないとはいえ放射性炭素年代測定法の結果としてはナン・マドールは500~1600年頃の建築物とされてます。

ただミステリーハンターとしては、ナン・マドールこそ、ミクロネシアの古代人が当時の土着の伝承や記憶の中に残っていた、かつて海底に没した失われた太古の偉大な文明を偲び、それを模倣し建造した都市だと信じたいです。



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17:04 ナン・マドール後にし、再び太平洋に飛び出しました。

大急ぎで釣りポイントに移動します。



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環礁内の浅瀬にあるポンペイ島はあちこちにこのような小島が存在します。



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途中、太平洋に沈む夕陽を捕らえた美しいサンセットが撮れました。

雨が多く晴れててもすぐ曇ってしまうポンペイで綺麗なサンセットを撮るのはなかなか貴重らしいです。間違いなく今回の旅行のクライマックスです。



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18:09 友達と協業で最終的にこちらを釣り上げました。

今回、釣り果は全て事後写真となり、余裕の無さを露呈しました。



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本当にポンペイは美しい島です。帰港します。



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18:33 出発した入り江に帰ってきました。

これからホテルに戻って最期の晩餐です。



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20:29 ラストナイトのラストを飾るディナーは、ポンペイ島有数の高級ホテル「ザ・ヴィレッジ」のレストランを予約しておりました。

ジャングルの中にあり美しい海と夕陽が見える茅葺屋根のネイチャーなオープンレストランはエコツーリズム賞に選ばれたこともあります。

尚、非常に残念なことに2013年3月に営業停止とのこと。(2014年追記)



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ラストディナーはマングローブ蟹と非常に迷いましたが、初志貫徹でブラックペッパーステーキで〆ました。

ちなみにザ・ヴィレッジのステーキは温いので有名みたいです。確かにジュワー!!という感じはなく、かかってるデミグラスソースも非常にマイルドな味でした。



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店内は人懐っこい猫ちゃんがたくさんおりました。



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かなりお腹いっぱいでしたが、ラストナイトなので食えるだけ注文しました。



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南国仕様の店内はオーナーがアメリカ人だからか白人客が8割を占めており、バーカウンターなど大人のムード満点でしたが、写真奥の一角でなぜか子供だけのグループが誕生パーティをしてました。どこのセレブ子女だ。



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23:38 空港の青空待合所です。

ザ・ヴィレッジからホテルに戻った後、藤田さんとかおりポンさんに空港まで送ってもらいました。飛行機が飛ぶまでまだ二時間ほどあり、現地人だらけの異様な雰囲気の中、iphoneで海外ドラマを見て時間をつぶしてました。



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尚、ヴィレッジに行く前、まだお土産が買えてなかった我々は、ヴィレッジの土産コーナーに賭けるか保険でホテルの売店で買っておくかで悩み、保守的なわたしは念のためホテルで木彫りのミニイルカを大人買いしておきました。ヴィレッジも木彫りについてはあまりいい土産はなく結果として正解でした。



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12:15 ポンペイからグァム、グァムから成田、成田からNEXを乗り継ぎ、お昼時にやっと地元に戻ってきました。新宿区のカフェです。

今回の旅の総括としては「人はステーキは3日は食えない」です。(完)

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楽しかったです

とても楽しかったです。
またミクロネシアに行ってきたい。
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