カンボジアへの旅(3) アンコール遺跡群観光


より大きな地図で 20130113 カンボジア を表示

三日目は、
・アンコール・ワット
・アンコール・トム
・タ・プローム
・プノン・バケン
と、カンボジア・シェムリアップを満喫します。

東京で言えば、新宿・渋谷・池袋・六本木をハシゴするようなものです。



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6:50 いきなりやってきたアンコール・ワットです。

早速、「寝ぼけ眼でサンライズを見るオプショナルツアー」に参加しました。芸術点でキムよなを超える素晴らしい写真が取れました。



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周囲は日本の元旦のように早朝にも関わらず世界中の観光客で賑わってます。さすが世界遺産中の世界遺産。スケールが違う。



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参道脇で、柔らかい日差しのシャワーを浴びて佇む崩壊したナーガ像です。

ナーガとは、カンボジア神話で世界を覆っていた海の水を飲み干して大地を生み出した水神です。アンコールの大地は昔から乾燥地帯であったため、米作りに欠かせない水を得るために水神であるナーガを崇めたと言われてます。



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こちらが完全体ナーガです。日本神話のヤマタノオロチのようだ。

ヒンドゥー教の経典では、ナーガはその頭で世界の重みを支えているとされ、帰りのお土産は将来のマンションローンの重みを支えるナーガの置物を買うことにしました。



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早起きは20ドルの得でした。



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ホテルに戻って朝飯を食った後、アンコール・ワットの北側に位置する「アンコール・トム」観光に向かいました。ツアーバスが止まった場所はアンコール・トムの手前、南大門に向かって左手にあるヒンドゥー寺院「バクセイ・チャムクロン」前の広場です。



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9:11 アンコール・トムの巨大な南大門にやってきました。周囲はたくさんの観光客とガイド、物売りで賑わってます。高さ23mの巨大な門は王が象に乗ったまま通ることができたと言われてます。

アンコール・トムは高さ8mの城壁に囲まれたクメール王国の巨大な王都で、中央に「宇宙の中心」と言われるバイヨンの大寺院があり、12km四方の城壁の中に見所のある遺跡が点在してます。



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9:29 「バイヨン寺院」に来ました。存在が異世界感あり過ぎる。

写真は500枚くらい撮ったのでかなり割愛&マキが入ります。



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表玄関となる東口から中に入りました。

王都アンコール・トムとバイヨン寺院は、クメール王国の最盛期を築いたジャヤーヴァルマン7世が、侵攻してきた南ベトナムのチャンパ王国への戦勝記念と戦乱で荒廃した国の復興の象徴として12世紀末に建てられました。



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最も外側の第一回廊の一大レリーフを見学した後、南口にぐるりと回り、巨大な人面像が見下ろす第二回廊を通り抜けてバイヨンの内部、巨大な中央祠堂(しどう)を囲むテラスに上がっていきます。

クメール王国とは9世紀から15世紀までカンボジアに存在したクメール人の古代王国です。初代クメール王・ジャヤーヴァルマン2世が、8世紀以降カンボジアを属国としてたジャワ島のシャイレーンドラ王朝から独立、802年にアンコール王朝を築きました。



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第二回廊の内側、中央祠堂を取り巻くバイヨン内部のテラスです。テラスは塔堂が複雑に立ち並び、迷路のようになってます。

1181年即位のジャヤーヴァルマン7世は仏教を信仰し、バイヨンは当初、仏教寺院として建てられましたが、建築方法が違う箇所が存在することから歴代の王によって徐々に造営、後にヒンドゥー教寺院になったと考えられてます。



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テラスは白黒黄褐色の人々で溢れており、朝の通勤ラッシュ並みの混雑です。



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バイヨンを特徴付ける観世菩薩像を模した四面像です。三体の菩薩像が並んで見えるこの構図は、どこのガイドブックにも載ってるベストショットです。



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テラスをゆっくり歩いてると、民族衣装のクメール人ユニットに手招きされ、記念撮影させてくれました。

って、この10秒後、笑顔で金を請求されました。やっぱし。



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ならば、自らの手で芸術写真を・・・と美しい構図を探して撮影してたら、わたしの友達に遠くでグリコの物真似されてました。



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バイヨンには50近い塔に117個の菩薩像があると言われ、菩薩像は皆「クメールの微笑み」と称される独特の妖艶な微笑で観光客を見つめ、死角の無い迷路では隠れることもできず、夢にも出てきそうな不思議な心境になりました。



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10:25 バイヨンを堪能し一旦、日陰で休憩。仲良くなったガイドさんと西部劇の撃ち合い風に写真の撮り合いをしました。この日のツアーは我々3人だけだったためガイドさんを独占できてラッキー池田です。



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わたしが笑顔に惚れた本日のJHCオプショナルツアーのガイドさんです。

この人は実は数年前まで、カンボジア伝統の宮廷舞踊・アプサラダンスの踊り子として、わたしが持ってた「地球の歩き方 アンコール・ワットとカンボジア'09」にも写真が載ってたくらいの凄い人でした。



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わたしが男気に惚れた本日のリムジン(トゥクトゥク)の専属ドライバーです。

えーと、この人は実は数年前、川浜一のワルだったそうです。



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10:30 ガイドさんに連れられて、お台場の潮風公園のような広大な芝生を北に向かい、お次は「象のテラス」と「ライ王のテラス」を観光します。



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左手に見えるのが「象のテラス」です。高さ3mのテラスは長さ300mに渡って南北に続いており、写真のテラス東壁には象のレリーフが刻まれてます。



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壁内にはテラスに上がれる階段が数箇所ありました。かつてはテラスの上に木造建築物があったそうですが、今は土台のテラスしか残ってません。

テラスの向こう、西側には広大な王宮があったと言われており、「勝利の門」とも称されるアンコール・トムの東門から王の軍隊が凱旋、また外国からの使節が朝貢に来ると、王宮から王や神官が出てきて東に向いたこのテラスに並び、輝く太陽を背に迎えたと言われてます。



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10:43 ガイドさんのお尻を追いかけ、巨大な石壁で造られた「ライ王のテラス」の台座部分に入りました。

二重のテラスの一辺は25m、高さは台座も含めて6mあり、台座部分は発見時、砂に埋まってたため保存状態が良く、今も壁一面に見事なレリーフを観ることができますが、お尻しか見てませんでした。



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迷路を抜けてライ王のテラスに上がりました。象のテラスが見えてます。

写真の背後に、殺した蛇の返り血を浴びてライ病にかかった王の像がありますが、当時、付着した苔や変色がライ病を連想しただけで今は閻魔大王像と言われてます。実はライ王のテラスでもラオウのテラスでもないようだ。

1965年に三島由紀夫が観光旅行でここに来て、戯曲「癩王のテラス」の着想を得たと言われてます。ここまで書いてて、なぜライ王像の写真が無いのか・・・



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11:06 まだ時間があったので、プライスレスなガイドさんの笑顔と好意で、ツアーに含まれて無かった「タ・プローム」に連れていってもらいました。

東門を抜けて、川浜一のワルがトゥクトゥクを走らせます。



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11:17 タ・プロームにやってきました。アンコール・トムから数キロ東の原生林の中にあり、長い年月をかけて巨大な樹木に侵食され、自然と融合した遺跡を観ることができます。

歴史的にはバイヨンと同様、12世紀末にジャヤーヴァルマン7世が仏教寺院として建立。後にヒンドゥー教寺院に改修されたと見られてます。



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巨大なガジュマルに侵食された遺跡です。

わたしの机もたまに同僚の書類に侵食されてます。



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タ・プロームはあまりにも侵食が進んでいるので修復計画が立てられていますが、樹木が遺跡を破壊しているのか、逆に遺跡を支えているのかがはっきりしていないため、修復に関する議論は継続中です

ちなみに映画「トゥームレイダー」の撮影が行われた場所でもあります。



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「建造物を自然の力が押しつぶす過程をまざまざと目にする」と、ガイドブックに書かれた有名なスポットです。遺跡内で最も人口密度が高く、常に誰かが邪魔くさい位置に立ってました。

遺跡の中から今にもアンジェリーナ・ジョリーが現れそうだ。



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15:04 昼食後、他の観光客も拾い、夢の中の出来事で終わっているアンコール・ワットの本格観光ツアーに行きました。

アンコール遺跡群に入るにはチケットが必要で、バスはまず写真の料金所に止まり20ドルの1日券を購入させられました。ガイドさんがまとめ買いするのを待ってますが、他の観光客の中に井筒監督に顔も言動もクリソツなオッサンがいて後ろで何でもかんでもブツブツ文句を呟いてるのが面白かったです。



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15:37 再びやって来ました。ベストタイムの「アンコール・ワット」です。

「クメール遺跡の傑作」と称えられ、カンボジア国旗にも国の象徴として描かれるアンコール・ワットは、アンコール遺跡群で唯一正面が西を向いており午前は逆行になるため、午後からの観光が定番です。



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ドルアーガの塔のような5基の美しい尖塔が80年代ナムコ魂を刺激します。

アンコール・ワットは完成当時、表面は朱色に塗られ、回廊のレリーフには金箔が施されていたそうで、今とまったく違う趣だったと思われます。



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アンコール・ワット正面に向かって左端、北西から第一回廊に入りました。

アンコール・ワットは日本で言う東大寺のようなクメール王国の象徴となるヒンドゥー教の大寺院で、12世紀前半にクメール王国のスーリヤヴァルマン2世によって建てられました。

第一回廊にはクメールの歴史と神話をレリーフで表現した一大絵巻が回廊の外壁全面に彫られ、その全長は約800mにも及びます。レリーフについて、そこかしこでガイドさんが説明しており、いろんな国の言語が飛び交ってます。



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迷路のような第一回廊の中です。アンコール遺跡の特徴として壁面や石柱に浮かび上がる無数の「デバター(女性像)」があり、訪れる人に魅惑の微笑みをたたえてます。

踊り子や女官を模したデバターは大抵、胸のところがヨゴレてますが、観光客の約半分が触っていくからだそうだ。



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アンコール・ワット正門の西口から第一回廊を越え、第二回廊との間にある「沐浴の池の跡」に来ました。

ここには十字回廊と呼ばれる漢字の「田」の形をした通路があり、それぞれの□の位置に4つのプールの跡があります。王が宗教儀式で沐浴をした場所と言われてますが、美しいデバターな女官も水泳大会をしてたのでしょうか?



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十字回廊を右手に曲がり南方向へ進むと、第一回廊の南壁手前に「経蔵」がありました。経蔵とは経典や書物を保管するために使われた倉庫です。

第一回廊と第二回廊の間は芝生が広がる開けた空間になっており、このまま第一回廊の南壁に沿って東に歩いていきます。



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第二回廊の南壁です。ここから第二回廊を越えて内側に入っていきます。写真は南壁中央の入口手前の階段から東を向いたところで、右奥に見えるのは第一回廊の東壁です。

などと、細かく位置が分かるのは、減退した記憶力の賜物でも精度の悪いGPSロガーの効果でもなく、グーグルマップのストリートビューで先日、再び遺跡の中を歩き回ったからでした。



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第二回廊の内側に来ました。写真は第三回廊へ上がる南の急階段です。我々が行ったときは残念なことに第三回廊は修復工事中で、入れませんでした。

第二回廊と第三回廊の間は狭苦しい石畳の空間で、各国の観光客が屯ってます。



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周囲を観察すると、写真を撮りまくるアジア系、静かに記憶に焼き付ける欧米系、そして我々ビジュアル系とお国の文化が現れて面白いです。わたしも第三回廊の外壁に触って古代のパワーを感じてみました。

それからしばらくして、ガイドさんが探しに来てアンコール・ワット観光が終了しました。しかしアンコール・ワットもトムも巨大過ぎて一日ではまったく足りない印象です。アンコール遺跡群を腰を据えて観光するには7日券(60ドル)くらい必要と言われてます。



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17:10 アンコール・ワットを出ると、サンセットを見に「プノン・バケン」に行きました。プノン・バケンはアンコール3聖山の一つ「バケン山」の丘の上の遺跡で、観光客は山道を歩くか写真の象に乗って登っていきます。



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我々はお金をケチって健康のため歩いて山を登ることにしました。

大勢の観光客に混じり、山をグルりと回って遺跡に向かいます。



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プノン・バケンが見えてきました。ありえない角度の石階段をハリウッド版サダコのような体勢でシャカシャカ遺跡に這い上がります。



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17:30 芸術点できむヨナを超える素晴らしい写真が取れました。

カンボジアの太陽は南の島の輝く太陽と違い、サンライズもサンセットもどんよりとエスプレッソのように濃い印象です。



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プノン・バケンで手持ち無沙汰のガイドさんと目が合ったので、一緒に写真を撮ってもらいました。



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一瞬、サルかと思ったら、サル顔の人間でした。



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19:26 旅のしおりに「ディナーショー」と書かれていた夕飯は、畳の敷かれた温泉宿の宴会でした。ここは日本人観光客が訪れる定番な店らしく他の観光客と一緒に「チュナン・ダイ」と言われるカンボジア鍋をいただきました。シェムリアップでは「スープドラゴン」という店が美味しくて有名です。

ちなみにカンボジア料理は何でも日本の「味の素」をダシに入れるらしく、味の素は超メジャー。日本人を見ると「アジノモトー」と声をかけてきます。



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途中、伝統の影絵芝居「スバエク・トーイ」が上映されました。小型の影絵のことでレストランなどでよく見ることができます。

尚、大型の影絵を「スバエク・トム」といい、こちらは野外に大きな篝火を焚いて実演する、大掛かりな舞台ショーとなります。シェムリアップはカンボジア影絵伝統の発祥地です。



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そして宴会も佳境を迎え、カンボジア伝統のアプサラダンスショーが始まりました。笑顔の素敵なガイドさんの後輩達でしょう。

真ん中の貫禄のあるヒロインを囲んでジャニーズJrの立ち回りで踊る、恐らく10代の踊り子さん達はビックリするくらい綺麗でした。



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1975年からのポル・ポト政権による暗黒の時代、約300人いた王室舞踏教室の教師や生徒の90%が殺され、伝統文化断絶の危機を迎えましたが、このとき難を逃れた数人の教師の努力によって伝統は復活、舞踏教室も再開しました。

この子らがカンボジアの伝統を未来へ受け継いでいきます。



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「ディナーショー」を堪能してホテルに戻った後、カンボジアのセレブな子息が集う「ZONE ONE」という「ディスコ」に行きました。

そこで、おヘソが出た現代的な服に着替えた写真の子が、ビール飲みつつヒップホップな踊りを全力でしてたらどうしよう、と少し心配しました。(続く)

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