群馬・吹割の滝でパワースポット巡り 山妻有の桜/夜景展望台


より大きな地図で 20100501 吹割の滝 を表示

GWに女友達2人と群馬県の「吹割の滝(ふきわれのたき)」に行ってきました。

1936年に天然記念物及び名勝地に指定された吹割の滝は、NHKの大河ドラマ「葵徳川三代」のオープニングにも登場し、高さ7m、幅30m余に及ぶ瀑布は「東洋のナイアガラ」と言われています。

前日にカーナビ様が壊れる、というハプニングを克服して行ってきたので「感動度10%増し」でお願いします。



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9:30 新宿西口の小田急百貨店前のロータリーで待ち合わせた。路上駐車禁止区域に正々堂々と「停車中」の写真のうちの白いプジョーだが、出発前に深刻なトラブルが発生している。

うちの車はこれまで、高速料金所での地元係員との「心地よい会話」と空けた窓から車内に入ってくる「そよ風」を求めて「あえてETCを付けず地元との一体感を重視したつくり」としていた。しかしながら今回「男のロマン」が分からない大人の女性二人を迎えるにあたり、やむなく前日にオートバックスで急遽、ETCを取り付けたのだが、取付作業の翌朝、つまり今日、なんと過去7年くらい故障知らずのカロッツェリアのカーナビが立ち上がらなくなったのだ。

カーナビがないと正直、群馬どころか首都高に上る自信すらなく、またしばらく前に見た「大人の女は基本、減点法である」という、たぶん「SPA」あたりが出した刺激的な電車の中吊広告が記憶に残っていたため、道に迷うことが許されないプレッシャーから1時間前まで途方に暮れてたのだが、iPhoneの地図アプリにカーナビ的な機能があったのを電撃的に思い出し、急遽、写真のような突貫の「カーナビ by iPhone」にすべてを託すことにした。

前置きが長すぎる。



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11:28 関越自動車道沿いの寄居サービスエリアについた。無駄にもの凄く天気がよい。まずは晴れ男力は合格だ。
+10点

大人の女性二人は車内では予想通りまったくナビに協力することなく、終わりの無いガールストークに興じている。それはいいのだが、こりゃ頼れるのは自分しかおらん!と、ドライブ中、高速の青い標識や道路情報を完全スキャンし常に計画を脳内修正しているわたしを結構な頻度で会話に巻き込んでくる。

脳味噌がデュアルコアでないわたしは話の半分も聞いてない。



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14:00 そんなこんなで関越の沼田ICを降り、国道120号を東に約20km進んで、途中、ランチで地元の山菜蕎麦屋に立ち寄りつつ、吹割の滝方面へ・・・

あれ?なんとまったく迷わずに吹割の滝の駐車場へ着いたぞ!iPhoneの地図アプリすげー。役者不足どころかカロッツェリアの不在を全く感じさせない。
+20点



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車から降りると滝のある吹割渓谷に歩いて向った。ツアー客のバスが連なる駐車場から渓谷までは木造平屋の土産物屋や十割そばなどの食事処、焼き団子や焼き魚のグルメ店が立ち並び、観光客を呼び込む声で賑わってる。

吹割の滝は「浄化のパワースポット」として有名だ。整備された遊歩道を歩くことで「水」エネルギーが主体となる「ひんやりとした空気」と「清らかな水」をふんだんに吸収することができる。



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14:08 吹割渓谷を流れる群馬県北東部を流れる利根川水系の一級河川「片品川(かたしながわ)」に着いた。片品川はかなりの水量の川で、写真の箇所からちょい下流の「鱒飛の滝(ますとびのたき)」に一気にその水量が流れこんでおり轟音と水しぶきが凄い。

ちなみに鱒飛の滝とは、遡上してきた鱒がここを越えることができずに止まってしまうことから名付けられたそうだ。



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吹割の滝はもう少し上流にある。水の勢いに少しビビりながら川沿いの遊歩道を上流に進んだ。川の対岸には獅子岩と呼ばれる奇妙な岩壁群が連なり、独特の様式美を見せている。

尚、滝と遊歩道は営業時間などは決まってなく入場料も無いが、観光期間は4月~11月で、冬季は積雪のため遊歩道が通行止めになるそうだ。避暑地としての夏か、紅葉の美しい11月がお薦め。



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14:14 吹割の滝が見えた。日本らしからぬ迫力のある水量と規模、轟音に圧倒されます。確かにワビサビではなく、ナイアガラっていうかバタくさくて外国っぽい光景だ。

吹割の滝は落ちてくる滝を下から見るのではなく、上から見るのが特徴で、滝壺ギリギリまで近づけるため、毎年、水難事故も発生しているらしい。地面の岩には電車のホームのような危険防止の白線が引いてあるが、滝壺に転落したら間違いなく浮かんでこれないと思うので遺産争いをしている人は近づかない方がいい。



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吹割の滝の名前の由来は、凝灰岩・花崗岩の河床上を流れる片品川の清流が、岩質の軟らかい部分を浸食して多数の割れ目を生じさせ、あたかも巨大な岩が吹き割れたように見えるところから命名されたという。

また、水の侵食により現在でも滝は1年間で約7cm上流に遡行しているそうだ。自然の力は凄い。



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昔から吹割の滝の滝壺は龍宮に通じていると言われ、周辺の村で祝儀があると、龍宮からお椀やお膳を借りるため滝壺に願いの手紙を投げ入れる。すると翌朝、頼んだ数のお椀やお膳が岩の上に置いてあったと言う。



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祝儀後にお礼の手紙を添えて元の岩の上に置くと翌日には無くなっており、龍宮に返されたと言われている。

伝説では、ある時、一組だけお椀を返し忘れてしまい、それ以来、龍宮は閉ざされ、二度と貸してもらえなくなって今に至るそうだ。

・・・ドラクエⅢの始まりである(うそ)。



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まさに東洋の「プチナイアガラ」です。
+20点

尚、他のナイアガラ候補では、大分の「原尻の滝(はらじりのたき)」と鹿児島の「曽木の滝(そぎのたき)」がある。いつか比較してみたい。



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14:25 吹割の滝を過ぎ、さらに遊歩道を上流に向かうと、二つの吊橋がかかった川の中に浮かぶ写真の「浮島」にぶつかり、折り返し地点となる。



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吊橋は非常に頑丈なつくりで、橋の上や我々の股の間をガキんちょが走り回ってたが、安心感はハンパない。

真ん中の浮島には松の巨木の間に浮島観音堂があり、中には伝説的な彫刻職人「左甚五郎(ひだりじんごろう)」が一夜にして掘ったといわれる穏やかな笑みを浮かべた観音様が安置されてます。



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日光東照宮の「眠り猫」を始め、甚五郎作といわれる彫り物は全国各地に100ヶ所近くあり、その製作年間は安土桃山時代~江戸時代後期まで300年にも及ぶことから、左甚五郎とは一人ではなく各地で腕をふるった工匠の代名詞と言われてます。

橋の上から吹割の滝のある下流を振り返ってみると、果てしなく青い川の水で視覚が浄化されました。



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14:41 浮島経由で対岸に渡ると、写真の「詩(うた)のこみち」という森の中の遊歩道を歩いてスタート地点に戻ります。

尚、ここの遊歩道には毎年8月に催される「全国ふきわれ俳句大会」の入選者の俳句が掘り込まれた石碑が道沿いに置かれており、道の名前の由来となってます。



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遊歩道の途中、三箇所の展望台(観瀑台)があり、吹割の滝の滝壺を上から安全に見下ろすことができる。



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第二観瀑台からの景観。まるでGoogleEarthで見ているかのようだ。



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第三観瀑台からの景観。結局、竜王の城は見えなかった。



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15:02 赤い鳥居の小さなお社が遊歩道の終点「十二様(じゅうにさま)」です。これで一周しました。

車に戻ると国道120号線沿いにある、滝のほとりのドライブイン「伽羅苑」でお土産を買った後、近くの桜の名所を観にいくことにした。



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16:21 吹割の滝近くにある2007年2月に天然記念物に指定された巨大桜、「山妻有の桜(やまつまりのさくら)」です。吹割の滝から車で15分くらい。
+10点


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山妻有の桜の中心部は空洞化しているが、市内でも最大級となるエドヒガンザクラの樹齢650年ほどの古木です。他に観光客は1組だけいました。



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山妻有の桜の由来は、地元の伝承によると14世紀の南北朝時代の武将・新田義貞の三男・新田義宗の妻子がこの地に滞在した際、戦死した夫を偲んで植樹した形見の木と言われてます。



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山妻有の桜の近くに茅葺屋根の見事なまでの日本的な民家があった。茅葺屋根とBSアンテナのギャップがハンパない。



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桜の見頃は、例年4月中旬頃だそうだ。ちょい旬を過ぎた感じだ。尚、満開時には夜桜を楽しみに来た観光客の為にライトアップしてます。



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桜の妖精となったわたしです。
-5点



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桜を観た後、群馬の夜景を観に行くことにした。土地勘はまったく無いが、抜かりの無いわたしはiPhoneの連絡帳に住所付きで群馬の夜景スポットをいくつか入れておいた。
+20点

17:43 まずは赤木山麓の道の駅「大胡ぐりーんふらわー牧場」にやって来た。ここの公園の奥に夜景が見える展望台がある。



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公園の入口に風車があった。昼間は家族連れがピクニックを楽しんでるが、夜になると静かでひと気のないロマンチックな空間になるそうだ。



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公園内を奥に進んでいくと遠くに二階建ての展望台が見えてきた。広大な公園には我々3人以外、人がまったくいない。展望台からは大胡地区を一望でき、カップルで来れば二人だけで夜景を満喫できるらしい。



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素敵なサンセットが撮れました。
+10点

しかし夜景を撮るにはちょっと来るのが早過ぎたようだ。ただ待つのも退屈なので次の夜景スポットに移動することにした。



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18:53 ここが今回のわたしの切り札、赤城山の中腹に位置する有名な夜景スポット「大パノラマ夜景展望台」です。

ここは前橋市、高崎市、伊勢崎市の街並みを一望でき、展望台へ至る山道は幅が狭くカーブが連続しており、決してアクセスが良いとは言えないにも関わらず、週末には入れ替わり立ち代わり多くの地元民が夜景鑑賞に訪れるという人気のスポットだそうだ。

迫力のパノラマ夜景は北関東でトップクラスの夜景スポットと言ってよい。



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ベスト時間になるまで待機中。GWとは思えない寒さに女性二人は暖房の効いた車に戻ってお菓子食べながらエターナルなガールストークを再開している。

駐車場には車は6台くらい置けるスペースがあり、怖くて入らなかったがトイレもついてた。我々が待機してた間、3組くらいの礼儀正しいカップルと遭遇した。夜中はもっと人やヤンキーや幽霊で混みあってるのか?

尚、赤城山を登る山道に入って、ここに至るまで、iPhoneは電波が入らず地図画面が写らなかったが、iPhoneのGPSは衛星を捕捉しており位置情報は分かったので何とか迷わずに到着することが出来た。
+20点



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19:30 この視界を遮らないパノラマ夜景は凄い。友達二人も感動してた。
+30点。

ちなみに、晴れた気温の低い日なら望遠鏡で池袋のサンシャイン60を視認できることから、別名「サンシャイン峠」とも言われてるらしい。



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夜景を堪能した後のディナーは、たまたま見つけた素敵なカフェにした。まるで代官山などにありそうなオシャレなカフェ「LES BAUX(レ・ボゥ)」です。
+10点。



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美味しいハンバーグディナーとデザートを平らげ、食後のコーヒーを飲んでやっと一息つけた。

今回、カーナビが無いという過酷な状況で出発前は不安だらけだったが、地元名物山菜蕎麦→滝→桜→夜景→オシャレカフェという完璧プランと、最後までまったく迷わず無駄の無い工程は完璧に近い。二人も喜んで今日の感想を述べている。これは間違いなく+100点は超えた。見たかSPA!

もしかして本日のアテンドのお礼にここの飯代奢ってくれたり?と、淡い期待も想像しつつ疲弊した精神を癒すため一日我慢してたタバコを口に咥えたら「タバコ吸うなら別のテーブルに行ってくんない?」と冷たく言われた。

熊さんだけが本日の労を労ってくれた。(完)

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