長野・安曇野でパワースポット巡り 魏石鬼/有明山神社/松本城


より大きな地図で 20130427 長野安曇野 を表示

2013年のGW、信濃国、信州安曇野に友達みんなでパワースポット巡りに行ってきました。安曇野市は長野県中部・松本盆地西側に位置し、北アルプスから流れ出る無数の清流によって形成された水量豊かな扇状地帯です。

小山ゆう原作、2003年に上戸彩が演じた女剣士「あずみ」の出生地らしい。これはどうでもいい?



DSC040201

11:46 往きの談合坂SAで同行者と休憩中です。うっとりするくらい天気が良い。

今回、訪れるスポットとそこで得られるはずのパワーは以下です。

・穂高神社の孝養杉 →風邪を引かないバカ健康な体
・有明山神社の開運招福の石 →タンスの後ろから500円玉を発見する能力
・正福寺の子宝杉 →ED回復子供たくさんつくれる能力
・鬼が立て籠もった魏石鬼の岩屋 →あらゆる苦難に耐えるドM反骨精神
・松本城の守護神・二十六夜神の社 →ATフィールド展開能力

どれがオチなのかよく分かりません。



DSC040309

今回の新装備は、老朽化の目立つNEX-5に取り付けたSONYの高性能レンズ「Sonnar T*E 24mm F1.8 ZA SEL24F18Z」です。

オープン価格で103,950円のところを77,609円で楽天でポチり、通常は半年待ちのところが1ヶ月で手元に届きました。念願のカールツァイスの単焦点レンズです。その実力の程は標準レンズとは別次元で、特にボケ具合が素晴らしく、これまで撮った写真を全てこのレンズで撮り直しに行きたいくらいです。ジオンはあと10年は戦える。

ちなみにわたしが実はキリン一番搾り以外の絞りや、笑点以外の焦点距離や、露出狂以外の露出もよく知らないのは内緒にしときます。



DSC040203

13:50 一つ目のスポット、信州の中心・安曇野市穂高にある「穂高神社本宮(里宮)」に着きました。穂高神社の奥宮は上高地にあり2年前に訪問してます。

ちなみに「信州」や「信濃」の呼称は、今も残る昔の律令国家時代の国名の名残で、イコール長野県です。



DSC040205

鳥居をくぐると、いきなりインパクトあり過ぎの像がありました。これはスルーできん。写真の像は安曇野の伝説「泉小太郎(いずみこたろう)」像です。国会議員の小泉孝太郎氏とは何の関係もないはずです。

カバのUMAみたいな生物は母である「犀龍(さいりゅう)」で、泉小太郎は母龍とともに安曇野にあった巨大な湖の底を抜いて豊穣な平地にし、犀川を形成した人物として伝えられてます。

アニメ「日本昔ばなし」のオープニングで竜の背中に乗ってた少年です。というと「はうっ」と思う30代も多いのではないでしょうか。



DSC040207

参道を先に進むと重厚でセンスのいい鳥居と綺麗な拝殿が見えてきました。穂高神社の本宮です。

穂高神社の創建は不詳ですが、後の天武天皇とされる皇極ノ太子こと大海人皇子によって653年に建立されたとも言われ、祭神は海神族の祖神「穂高見神(ほたかみのかみ)」で、日本アルプスの総鎮守・交通安全の守り神として知られてます。

安曇族は元は北九州で海運を司った海神族の後裔で、豊かな土地を求めてはるばる北九州から信濃の地に移住して来たと言われてます。



DSC040209

鳥居の両脇にはプロレスラーのようなゴツい狛犬がいました。



DSC040211

手水舎(てみずや)です。
人相の悪い竜と睨めっこになりました。



DSC040213

拝殿でおみくじ引いて御参りしましました。穂高神社のおみくじは男用と女用に分かれており、わたしのようなおねえキャラは二回チャンスがあります。



DSC040215

拝殿の手前に立つ樹齢500年超の神木「孝養杉(こうようすぎ)」です。大正時代に地元の女性が母親の病気が治るようこの木の前で祈ったところ、容態が回復したという逸話があり、それ以降、パワースポットとして知られるようになりました。

わたしの不治の厨二病が治るよう祈願しときました。



DSC040217

拝殿に向かって右手にある「若宮社(わかみやしゃ)」と「若宮西のケヤキ」の木です。このケヤキ、昭和45年に川端康成・井上靖らが参拝し絶賛したことで知られており、井上靖の小説「欅の木」のモデルなのだそうです。



DSC040223

駐車場への途中にある「阿曇比羅夫(あずみのひらふ)」像です。

古代日本最大の幻魔大戦、662年の「白村江の戦い」で戦死した安曇野出身の倭国の将軍で、安曇族の英雄を偲ぶ人々により英知の神「安曇野比羅夫命(あずみのむらじひらふのみこと)」として若宮社に祀られてます。



DSC040219

入口の鳥居の前に見える重厚な建物は神楽殿です。穂高神社はGWの割には観光客が少なく静かで、静謐なパワーに満ち溢れており、心身ともにリフレッシュした気持ちになれました。



DSC040225

14:30 お腹が空いたので国道147号沿いで見つけた地元蕎麦の店に行きました。清らかな安曇野の水でつくられた蕎麦と山葵がカールツァイスのレンズを通して実物より美味しく見えます。

安曇野に湧き出る水の量は70万t/日と言われ、1995年には国土庁から「水とロマンあふれる安曇野」として水の郷百選の認定を受けてます。



DSC040229

15:24 車を飛ばし次のスポットである「有明山神社」本宮(里宮)に来ました。駐車場はこの鳥居をくぐった先にあり、車で鳥居をくぐるのは初めてでちょっと戸惑いました。ここは有明山を御神体とする山岳信仰の神社で、本宮の他、山頂に奥大宮があります。

写真の鳥居右手には「くるまや」という宇多田ヒカルなど芸能人もよく訪れる地元でも有名な蕎麦屋があります。せっかくなんでこっちで食べれば良かったかも。



DSC040233

鳥居をくぐって参道を先に進むと、1902年に日光東照宮の陽明門に模して建てられたという「裕明門」が見えてきました。

立川流彫刻師「清水虎吉」が掘った彫刻と、京都画家「村田香谷」が描いた天井絵が素晴らしく、アートに疎いわたしみたく気付かずにスルーしないよう。



DSC040237

こちらは飛騨の匠「山口権之正」作の美しい手水舎(てみずや)です。



DSC040239

惚れ惚れするほど美しいブロンズドラゴンです。

山口権之正は元々は裕明門の建築で清水虎吉とコンペで争ったそうで、有明神社には山口権之正が描いた幻の裕明門の図面も残されてます。ハイレベルなアートの数々はまさに名職人同士のプライドのぶつかり合いの産物なのだと思いました。



DSC040241

松本町の石工「伊藤幸太郎」作の狛犬です。製作者は無名の人のようですが、この狛犬の放つ禍々しいオーラは凄まじく、夜になるとアニメ「Blood-C」の「古きもの」のように月明かりで動き出しそう。こんなのと森で出会ったらヒグマですら悲鳴上げて逃げます。



DSC040242

これがパワースポットとして知られている「開運招福の石」です。真ん中の穴をくぐると何かいいことがあるようです。

この写真は同行者のカメラで撮った写真です。あまりにも世俗的過ぎる外見に騙され、わたしみたくスルーしないよう。



DSC040243

屋根が桜色に輝いて美しい拝殿です。



DSC040245

御参りしました。有明神社の祭神は、
・天岩戸をこじ開けた力の神・天手力雄命(あめのたちからおのみこと)
・岩戸前で踊った芸能の女神・天鈿女命(あめのうずめのみこと)
・全ての計画を練った知恵の神・八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)
・そして渦中の天照大神(あまてらすおおみかみ)、などなど
天岩戸伝説の出演者を中心に、複数神が祀られてます。



DSC040247

山間にひっそりと佇む有明神社は、名工達による数々の芸術品と参道に植えられた約200本の美しい桜が柔らかな日差しに照らされ、暖かい春の息吹を感じさせる神社でした。お薦めです。



DSC040249

15:39 有明神社のお隣にある「正福寺」に向かいました。歩いて5分もかからないので車は「必ず迎えにくる」と言って有明山神社の駐車場に放置します。



DSC040251

かつては多くの参詣者を集め「東海道中膝栗毛」の作者、かの「十返舎一九」も立ち寄ったことがあるという正福寺ですが、廃仏毀釈によって現在は無住職、常夜灯のみの廃寺となってしまったそうです。



DSC040253

石段を上がると本殿となる不動明王堂がありました。周囲には誰もいません。写真撮ってないですがこの左脇に「子宝杉」という幹囲5.4m、樹高38mの神木があり、安産や子宝に恵まれるパワースポットとして知られてます。

ただの花粉製造機のレッテルを貼り、わたしみたくスルーしないよう。



DSC040255

15:42 不動明王堂に向かって右手の山道を進み、この日最後のスポットの「魏石鬼(ぎしき)の岩屋」に向かいました。

伝説では、8世紀末頃、安曇野の地に「魏石鬼八面大王」という大鬼が住み、村里に出ては財宝を盗んで婦女をさらい、神社仏閣を破壊するなど乱暴狼藉を働いたため、791年に信濃を訪れた「坂上田村麻呂」に退治されたと伝えられてます。

魏石鬼の岩屋は朝廷の討伐軍に対し八面大王が立て籠もって抵抗したという正福寺の東北400mにある岩窟です。



DSC040257

死んでも尚、八面大王の魔力があまりにも強かったため、再び蘇らぬよう遺体はバラバラにされ安曇野の各所に埋められたそうです。安曇野を代表する観光地として有名な「大王わさび農場」にある「大王神社」には八面大王の胴体が埋められてると言われてます。



DSC040259

山道は人っ子一人いなく、ちょっと不気味な雰囲気です。ガイドブックには狛犬じゃなく熊が出るとか書いてましたが、昨年、有吉吹替の「テッド」を観たわたしは動じません。

でも、さっきの狛犬が道の先でこちらをジーっと見てたら悲鳴を上げて逃げそう。



DSC040261

15:47 5分ほど歩くと小さなお堂が見えてきました。
「八面大王厄除観音堂」です。



DSC040263

観音堂の脇の石段を降り、右手を見ると謎の小さな祠がありました。



DSC040277

左手を見ると、こんな標識がありました。
仏様が彫られた岩の向こうを覗くと・・・



DSC040265

15:49 着きました!これが「魏石鬼の岩屋」です。
ちょうど観音堂の真下に位置してました。



DSC040273

鬼が立て籠もったと言われる岩窟です。鉄の扉・鉄の錠・鉄の紙垂(しで)で、マジで中に魔物でもいるんじゃないかってくらい厳重に封印されてます。

これがホラー映画なら間違いなくわたしが物語の序盤で封印を解いちゃう係。



DSC040271

岩窟の中を恐る恐るフラッシュを焚いて撮るとこんな感じでした。

研究者によると魏石鬼窟は「ドルメン式古墳」だそうで、新石器時代から初期の金属器時代にかけて世界各地、特に西ヨーロッパと朝鮮半島で多く見られた巨石墓の一種だそうです。



DSC040275

岩窟の先には謎の巨岩もありました。ドルメン式の墓は日本では縄文時代末期に九州北西部に出現するも弥生時代中頃には衰退しており、古墳としては珍しいそうです。

アジアでは朝鮮半島で多く見られたドルメン式墓。安曇野族は元は九州の海人族であり、他の部族と比べ朝鮮半島とも多くの交流があったはずで、この岩窟が稀有なドルメン式なのもそれに関係がありそうです。



DSC040267

八面大王の人となりには諸説があり、民衆を苦しめた凶悪無比の大鬼の他、8人の首領を持つ盗賊団のヘッドだった説もあります。

またこれまでのイメージとは反対に、朝廷が信濃の民に重税や年貢を強要したため、安曇野領主の八面大王が民を護るべく立ち上がり朝廷の討伐軍と戦ったという説もあります。

朝廷に討たれた八面大王を安曇野の人々が偲び、安曇野族の英雄らしく海人族伝統のドルメン式でひっそりと埋葬したのかもしれません。



DSC040279

真実は物言わぬ石仏だけが知っています。



DSC040300

20:49 この日は「ホテルアンビエント安曇野」に泊まりました。ディナーの「信州和牛ロースのグリル 安曇野山葵と赤ワインソース」です。名が味を表す一品だ。



DSC040301

7:40 ドンちゃん騒ぎの翌日、気がついたら北アルプスの景観が美しい早朝の露天温泉に浸かってた。サブ機の地位を確立したTG-1が地味に活躍。



DSC040302

相変わらずテーマの無い、和洋折衷な朝食バイキングです。



DSC040304

13:18 帰りに観光で立ち寄った国宝「松本城」です。

最近だと嵐の櫻井翔主演の映画「神様のカルテ」の舞台となり、松本市を守護するパワースポットとしても有名です。



DSC040305

14:12 昔の天下人か今のヒルズ族が見る風景です。眼下の赤い橋と、彼方に見える北アルプスの山々が美しい。

GWだからか行列の出来る城内拝観で炎天下で1時間くらい並ぶハメになりました。昨日の物寂しい神社仏閣巡りとは大違いだ。

城内は暗い廊下にありえないくらい急な階段など、お年寄りにはかなりきつい。冷暖房・照明完備でエレベータにお土産屋もつくハイテク大阪城とギャップがあり過ぎる。



DSC040306

この天守閣最上階の梁の上がラストスポット。

1618年に神託により勧請され、それ以降、およそ400年もの間、松本城を度重なる災害から護り続けてきた守護神「二十六夜神の社」です。強力なATフィールドが展開され天守閣全体を包み込んでるのが見えます。



DSC040308

別名「烏城」とも呼ばれる松本城はとても美しい城でした。この後、高速をカッ飛ばし、一路東京へと戻りました。



DSC02872

歴史と自然豊かな安曇野はリフレッシュ効果抜群の味わい深い場所でした。

気になるパワスポ効果ですが、1ヶ月後、タンスの裏の500円玉どころか、なんと入社以来の会社の交通費・出張費が全て自分が忘却していた別の口座に手付かずの状態で入ってたという衝撃の発覚があり・・・

有明山神社の「開運招福の石」効果で間違いありません。ウヒョー!まあ冷静に考えると1円も儲かったわけじゃないけど。(完)

ブログランキング・にほんブログ村へ

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

きらきらカウンター
最新記事
お勧めアイテム












最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
管理人プロフィール

akiraul

Author:akiraul
アナログ思考でデジタル嗜好で不思議志向な好青年です。

管理人へメール
お気軽にメッセください♪

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

お勧めアイテム