キックボードで三宅島一周サイクリング(1) 準備編/ガスマスク購入


より大きな地図で 20130812 三宅島 を表示

伊豆七島キックボード冒険(苦行?)シリーズのシーズン2として、2013年8月、三宅島に行ってきました。三宅島は東京湾の南175km、伊豆大島の南57kmに位置する一周約38kmの火山島で、驚くべきことに東京都に属し島内を品川ナンバーの車が闊歩してます。

島中心の「雄山(おやま)」は今も一日数百トンの火山ガスを噴出、活動度Aランクの活火山として気象庁の監視下にあり、ガンダムで例えれば、ティターンズの監視下にあった一年戦争後のアムロのような脅威の存在感です。って、何のこっちゃ。



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まずは宿の確保だ。出発まで一ヶ月を切った7月中旬にやっと探し始めた。

出発はお盆休みのオンシーズン。明らかにノンビリし過ぎて動き出しが遅く、目をつけてた三宅島唯一の自称ホテルで、唯一ネットで空室検索が可能な「ホテル海楽」が全室満室になってしまった。

仕方なく他の良さげなペンション・民宿をピックアップしたが、島で一番、部屋数が多いホテルが満室なら他は全て埋まってる可能性が濃厚だ。加えてペンションや民宿は採算性から一人客を嫌がるんじゃないか、との思い込みがあり、もはや来年でもいいやモードになっている。

とは言いつつ、まずは発声練習も兼ねて、ダメもとでホテル海楽に電話すると、フロント曰く、ネット予約用の部屋は無くなったが通常予約の部屋はまだ空いてるとのことで、なんとあっけなく宿を確保してしまった。日頃の行いが良すぎる。普段の一日三善から一日二善に手を抜こう。ハラハラ感が味わえない。



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気を取り直して船便。こちらは東海汽船のホームページから安心のネット予約だ。

まずは往路の空席情報を確認。フムフム、写真のようにまだ余裕がある。往きは22時発で船内就寝が前提となるため、夜行性の凶悪な集団が一緒になる可能性の高い危険な2等船室は避け、安心のオアシス・1等船室にした。

帰りは昼便となり、航行中は常に甲板やデッキの椅子に座って風を感じながらノンビリ読書する予定なので、船室のグレードは気にせず、一番安い2等和室でいい。これで予約周りは効率良く完了だ。残るは荷物準備。



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今回の新兵器はSHARP「AQUOS PAD SHT21」だ。WiFi版が無いためメジャーじゃないがNEXUS7よりも小さくiPadminiより軽く、IGZO液晶に防水ワンセグ付と2013年当時、非常に評価が高い。わたしはヤフオクで完済品を競り落としたのでランニングコストがかからないWiFi専用機となる。

ネットにSNSにKindle漫画・小説や動画など、約6時間半の船旅と宿での退屈さを凌ぐに足る厳選されたコンテンツの数々は、ディズニーランドを持ち歩くようなもの。暇つぶしどころか逆に寝不足にされかねない。って、そんな余裕はないけど。



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あと出発日に竹芝桟橋の売店で「ガスマスク」を購入した。三宅島は一日数百トンの火山ガスが今も噴出中で、島内に火山ガス高濃度地区が存在するため、通過においてはガスマスクの装着が義務付けられている。ちなみにわたしのお尻も今、一日数gのメタンガスを噴出中だ。



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最後にもう一つ。可能ならば家のウォシュレットと手をつないで歩きたい。



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そしてついに出発の日。

21:00 浜松町駅北口を出ると、目的地が同じ大荷物の群集を華麗にかわして竹芝桟橋に到着した我が相棒「マイクロ・ホワイト」の雄姿です。相変わらずのイケメンっぷりだ。



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21:10 まずは乗船手続きです。三宅島方面の窓口に並び、事前に会社のプリンタで印刷した予約表を提出すると、所要20秒で往復の乗船チケットをゲットできた。



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これが乗船チケット。チケットの右側に名前や現住所を記入する必要がある。市役所にありそうな記入場所があるんでこれもとっとと終わらそう。置いてるボールペンが意外と書けないんで持参すると楽。ちなみにチケットの右側は乗船時に、左側は下船時に没収されるんで写真撮りたい人は今のうち。

この後、売店で例のガスマスク、販売機でペットボトルを購入し、後は乗船まで建物の外にある喫煙所で扇子片手にマッタリした。



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22:01 いよいよ乗船。ドキドキしてきた。

今回は初乗船となる全長102mの「かめりあ丸」。昨年と一昨年に乗った全長120mの「さるびあ丸」より若干小さい。ちなみに戦艦大和は全長263m、タイタニックは全長269m、ホワイトベースは262m、マクロスはなんと1,200mだ。どうでもいい?



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乗船しました。一等船室に荷物を放り込むと、後甲板に上がってみた。後方には伊豆大島方面に行く「さるびあ丸」が停泊している。間違えるとヒドいことになる。



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前方にはレインボーブリッジが見えた。船室に戻ると、二組の家族連れが布団を敷いてた。この部屋はわたしを含め総勢9名で、そのうちわたしの隣の布団に寝転んでたクソガキ子供が殺意を覚えるほどやかましく暴れ、お父さんが恐縮していた。

iPodで耳栓してAQUOS PADで漫画読んでると、23時過ぎて消灯となり部屋が暗くなったので、明日のハードワークを考えてとっとと寝ることにした。わたしの隣の布団は気を使ったお父さんが寝るようだ。ほっ。



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4:37 起きました、というか目を開けました。あと10分くらいで三宅島に着くらしい。信じられん!

というのも、隣の布団のお父さんが一晩中、殺意を覚えるほどの長大なイビキをかき続け、あまり寝られなかったのだ。まあ、未知との遭遇こそが旅。元気よく「おはようございます」と親子に挨拶し、顔を洗って甲板へ上がった。



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まだ熟睡中の三宅島です。昔のJR中央線の東小金井駅くらいネオンがない。



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4:56 接岸しついに三宅島に上陸した。島東岸の「三池港(みいけこう)」です。

三宅島も船の発着は当日の風向きでドタ変更される。ホテルは反対側の西岸「錆ヶ浜港(さびがはまこう)」のある阿古地区のため、三池港の場合はホテル海楽の人が迎えに来ることになっていた。キョロキョロしてると海楽Tシャツを着たお兄さんが二人広場に立ってるのを見つけた。



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5:22 ホテル海楽のフロントです。

見て分かる通り、主に釣り客御用達っぽい。ただ、フロントの人に聞いたら、つい先週までサイクリストの集団も泊まってたそうだ。客層は色々だろうが、さすがにわたしが「キックボードで島一周しに来た」とは想像すらつくまい。

朝食バイキングは5:30からとのことで、それまでお散歩に行った。



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駐車場から見たホテル海楽の外観です。すでに何組かの釣り客がせわしなく車に釣り具を積み込んでた。早朝じゃなく、夜更かしに自信のあるわたしに向いたスポーツは何かないものか。



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精進料理を再現したのかと思われるくらい健康的なわたしの朝食です。ハイパフォーマーな運動をするんで腹八分にしたかったのだ。

この後、フロントの前のトイレに行ったらウォシュレットを発見した。部屋のトイレは残念ながらただの水洗トイレ。もうここでしかしないぞ。



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ホテル海楽には無線LANが通っており、無事、接続確認できた。食後の珈琲を飲みながら、まずはYahoo天気予報を見てみる。一日中晴れ。よし、晴れ男として体調異常無し。

いよいよ出発の準備が整ったぞ。フロントの人に情報収集だ。



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今は島の西側の「阿古地区」にいる。まずは時計周りか、反時計周りか。

フロントの人曰く、時計回りだと伊ヶ谷地区の峠の坂がいきなり強烈なため反時計回りの方がいいらしい。わたしも同意見だ。島の北西の伊豆岬園地ラインコースが海沿いの素敵なサイクリングロードとなっており、伊豆岬にある灯台越しに見える夕陽がとても素敵、とネットに載ってたので、ここの走破を最後に持ってくるには反時計回りだ。

反時計回りだと左側通行の自転車の場合、海沿いギリギリを走れないデメリットがあるが、そこは歩行者以上、自転車未満のキックボード、いくらでも応用が利くだろう。

親切なフロントの人に写真のマップをもらい、坂のポイントや各地域の特色、お店スポット、ナンパスポットを教えてもらい、非常に助かりました。



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次の写真は三宅村役場のサイトから落とせる三宅島セーフティガイド

気になるのが島の東側、坪田地区の火山ガス(二酸化硫黄)高濃度地区だ。三宅島一周道路の一角を占めており、通過において遭遇は避けられない。高濃度地区ではガスマスクを装着した通過のみ許可され、4時間以上の滞在が禁止されている。実際問題どうなの?

困ったときのドラえもんに勝手に認定したフロントの人にまた聞きに行くと、どうやら高濃度地区の規制は、ついこの前、まるでわたしの来島を読んでたかのように2013年7月に解除され、ガスマスクの常時携帯義務が緩和されたそうだ。もう完全にわたしの流れだ。



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6:40 着替え、洗面用具、美少女フィギュア等、不要な荷物は全てホテルに預かってもらい、ついに一周35kmの冒険の旅に出発した。

伊豆大島は一周約50kmなため二日がかりだったが、今回は一日で一周する。前回の反省から不要な荷物は最初から一掃し、事前の情報収集も、実はアイツ内偵捜査中の警察官なんじゃないか、と勘違いされるくらいパーフェクトに近い。

不安要素が何もない。経験の力は凄い。って、ほんとか?(続く)

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No title

「キックボードで三宅島一周(1) 準備編」,楽しく読ませてもらいました.

ガスマスクを購入するくだりでは,マスク着用で三宅島をキックボードで疾走する勇猛果敢な姿を想像し,思わず笑いがこみ上げ...,いや,恐怖で戦慄しましたがw,まさか,直前期に「ガスマスク常時携帯義務の緩和」とは.


引き続き,(2) も読ませて頂きます~


縦せん・横せん

Re: No title

>縦せん・横せん様
akiraulです。
コメントどうもありがとうございます。

三宅島一周については、大島一周した2年前から次の目標として口にしてたのですが
結局、去年は行かず、このままでは口だけの男という、わたしの真の姿を
見破られてしまうため、今年は決意の元に行ってきました( ´ ▽ ` )ノ

ガスマスクは結局、現地では使わなかったのですが、今後、富士山が噴火したとき
わたしだけ生き残るために家で大事に保管してます(笑)

ではでは。
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