五島列島でパワースポット巡り(1) 中通島観光/キリシタン洞窟


より大きな地図で 20130921 五島列島 を表示

2013年9月、友達と二人で長崎県の「五島列島」と「軍艦島(端島)」にパワスポ巡りに行ってきました。どちらもユネスコの世界遺産暫定リストに登録されており、近々、世界文化遺産候補に推薦される流れです。

しかし神社と違い、教会は果たしてパワスポ扱いになるのか不明。まあ細かいことは気にしない。



DSC010006

7:34 往きの6:50離陸のANAの中です。初日は五島列島の歴史的教会群とキリスト教関連遺産を巡ります。日程は9月の三連休で有給休暇を使わない前提なため非常に過酷な工程。三連休をここまで↓フルに堪能した輩は日本にはいないでしょう。

一日目
・05:10 電 最寄駅→羽田空港第二ビル(6:10)
・06:50 飛 羽田→長崎空港(8:40)
・11:30 船 長崎港→奈良尾港(12:45)
・13:30 船 桐桟橋→キリシタン洞窟(13:45)
・13:45 車 桐桟橋→ホテル(19:30)

二日目
・05:45 車 ホテル→有川港(6:15)
・06:25 船 有川港→小値賀島(7:00)
・07:25 船 小値賀島→野崎島(8:00)
・15:10 船 野崎島→小値賀島(15:30)
・16:25 船 小値賀島→有川(17:00)
・17:00 車 有川港→教会→ホテル(19:00)

三日目
・09:00 車 ホテル→教会→鯛ノ浦(10:30)
・11:00 船 鯛ノ浦→長崎港(12:40)
・14:00 船 長崎港→軍艦島→長崎港(16:20)
・21:00 飛 長崎空港→羽田(22:40)
・23:00 電 羽田→最寄駅(23:50) ※翌日仕事



DSC05456

持参した装備品です。基本いつもと同じですが今回はファンタジーな教会巡りということで秘密兵器はハイテクではなくオカルト。写真の一番手前、お気に入りの「魔法のペンダント」です。ってネタ切れではありません。

ペンタクルの周囲に強力な魔女の呪文が刻まれメラゾーマまで普通に出せます。



DSC010022

09:51 長崎空港からバスと都電と二足歩行を駆使し、やっと長崎港に着きました。寝不足と腹ペコでフラフラです。

ここで少し時間ができたので遅い朝飯タイム。トルコ料理に興味を惹かれ、長崎名物の大人向けお子様ランチ「トルコライス」を一気食いしました。完食後、実はトルコとはあまり関係ないことが分かりズコーっと来た。



DSC010026

朝食後、出航までウォシュレットがありそうで無かった、とても綺麗な長崎港ターミナルを徘徊してました。11:30にジェットフォイルの高速船で五島列島へ旅立ちます。

五島列島は長崎港の西100km、九州の最西端に位置し所要1時間20分ほど。漫画「ばらかもん」の舞台で最大の福江島を中心とする南部の島々を「下五島」、2番目に大きな中通島を中心とする北部の島々を「上五島」と言います。



DSC010036

11:24 九州商船の高速船「ぺがさす号」に乗り込みました。いよいよ出発。

我々が行くのは上五島の中通島で、初日に「キリシタン洞窟」と中通島の教会群をレンタカーで周り、二日目に最北の無人島「野崎島」に行き、謎の巨石「王位石」と県指定文化財「野首教会」を観光する予定です。

野崎島を無理やり入れ込んだため、非常にハードな工程になってしまいました。寝不足から船内では船酔いの手をすり抜け、あっという間に爆睡しました。



DSC010044

12:50 目が覚めると中通島の「奈良尾港」に着いてました。寝ぼけ眼で、船酔い対策には酔い止めの薬より睡眠薬、と確信しました。

予約済のレンタカーを受け取ると、マッタリする間も無くキリシタン洞窟に連れてってくれる瀬渡し船との待ち合わせ場所「桐桟橋」に向かいました。



DSC010046

13:25 桐桟橋に着くとすでに瀬渡し船「祥福丸」が待っており、飛び乗って桟橋を離れました。祥福丸には我々以外に地元の釣り客も瀬渡しで乗っており、写真ポイントをいくつか教えてくれました。

島の人はみんな親切。五島列島を舞台にしたアニメ「ばらかもん」で予習済だ。



DSC010057

13:33 前方に地元で「ハリノメンド(針の穴)」と呼ばれる縦穴が見えてきました。裏側へ周ると・・・



DSC010066

白亜のキリスト像が太陽に照らされ神々しく輝いてました。キリシタン洞窟の入口です。



DSC010069

上陸して洞窟に向かいました。明治のキリスト教弾圧の際、信者が隠れ住んだというキリシタン洞窟はキリスト像の背後にあり、海からは洞窟の存在がまったく分かりません。



DSC010070

洞窟の入口は胸まで届くくらいの大岩で塞がれており乗り越える必要があります。中はやや広い空間になってますが、洞窟内の地面は巨岩でゴツゴツしており、寝転んでプレステするスペースなどまったくありません。



DSC010075

洞窟入ってすぐの壁面には「イコン(聖画像)」と思われる痕がありました。

1868年の大弾圧「五島崩れ」の際、島の信者達が迫害から逃れるためこの洞窟に隠れ住みましたが、食事で炊いた焚き火の煙を近くを通った漁船に見つけられて捕縛されてしまい、激しい拷問を受けたといいます。

洞窟の暗闇に潜んだ信者達にとってこのイコンは、暗黒の時期に灯された希望の光だったのだと思います。



DSC010077

1873年、禁教令が解けると離散した信者達は五島の地に戻り、島の各所に教会を建立しました。洞窟はキリシタンワンド(洞窟)と呼ばれ、1969年に殉教者を偲び、3mのキリスト像と十字架を設置、巡礼地となりました。



DSC010119

14:00 洞窟内で映画「ディセント」のような展開にはならず、せいぜい巨大フナムシに悲鳴をあげたくらいで、外に出ると祥福丸が迎えに来てました。

キリシタン洞窟ツアーで実際に上陸できる船は限られており、祥福丸はそのの限られた一船。細く長い艦首の先端にタイヤが付き、写真のように岩場に安定して押し付けることが出来るため上陸が可能なのだ。



DSC010140

太陽のギラつく帰りの船上です。いつもの装備品、GPSロガー「旅レコ」ですが、今回でご臨終を迎えてしまい、実はこのキリシタン洞窟と三日目の軍艦島への軌跡が取れてませんでした。

直前の三宅島一周に持参しており、先代「m-241」も2年前の伊豆大島一周で壊れたことを考えると振動に弱いと思われる。まあまた買うんだけどさ。



DSC010149

14:13 桐桟橋に戻ってきました。桟橋で海賊が来ないか監視してるのはウソップではなくわたしです。

ここからは教会巡り第一弾として近くの「桐教会」に向かいました。五島列島の人口は7万人ほどで、その9割がクリスチャン。島々には50ものカトリック教会が点在しており、その内の一部を「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として世界遺産への登録を目指し、活動中です。



DSC010150

桐教会の前にある、穏やかな湾内です。水の透明度が尋常じゃない。



DSC010156

湾内は転げ落ちると七転八倒するくらいウニだらけでした。持参したOLYMPUSの防水タフネスカメラ「TG-1」がこの一枚だけ真価を発揮しました。



DSC010173

14:34 青い空に映える白亜の桐教会が見えました。
他に観光客はまったくいません。



DSC010182

白壁に赤い屋根の桐教会は、1897年に中五島最初の小教区として設立、現在の聖堂は1958年に改築されたそうです。

高台に静かに佇ずむ姿は、湾内を往来する船舶の安全を見守るかのようです。



DSC010208

15:12 次に来たのは赤レンガの可愛らしい「福見教会」。高さ4m、長さ32mの石垣の上に建っており、日本式の高い梁張りの船底天井と洋風外観の組み合わせが特徴。現教会建物は1913年に建てられたそうです。



DSC010195

教会脇の青空にそびえる白い「鐘撞塔(かねつきとう)」です。近くの修道院のシスター達の献身により朝昼夕方、正確に鐘が鳴らされます。わたしのお腹は午後からずっとメリハリなく鳴り響いてます。



DSC010201

福見教会の中庭にあった、とても優美な「ロザリオの聖母像」です。



DSC010202

ここに来て昼飯を食べるタイミングを完全に逃し、かなりの腹ペコ状態でフラフラしてきました。心を強くもたないと足元のお供え物を勝手につまみ食いしかねない。



DSC010220

15:46 1925年に建てられた木造瓦葺のメルヘンな「中ノ浦教会」です。高い木造尖塔が特徴。



DSC010223

手前のカメラ小僧は一緒に行った友達です。

中ノ浦教会は、満潮時に対岸から観ると穏やかな入江の水面に優美な姿を逆さで映すことから、別名「水鏡の教会」と言われてます。



DSC010233

中ノ浦教会内の壁に貼ってあった写真の観光ポスターには、教会内部の撮影はミサの最中でなければ基本はOK、と明記されてました。世界遺産への申請準備で観光地としてのあり方を模索中なのかもしれません。



DSC010231

祭壇近くへは行かず、後ろからそっと撮りました。明るい堂内は島名産の赤い椿の花をモチーフにした装飾が特色だそうです。



DSC010234

16:54 ホテルのディナー時間との兼ね合いで苦渋の決断でしたが、ここでとうとう空腹に耐えられなくなり、有明港への途中にある五島うどんの店にサクっと寄ることにしました。

五島うどん日本三大うどんの一つとされ、たっぷりのお湯で茹で上げた細麺の釜揚げうどんをアゴ(トビウオ)の煮出汁のタレにつけて食べる「地獄炊き」が代表的な食べ方。あまりの空腹なため、いや本当メチャクチャ美味しかった。すきっ腹は最高級の調味料、とはよく言います。



DSC010235

17:22 お腹がやっと落ち着き「大曽(おおそ)教会」に来ました。

しかし今度は急激に眠気が・・・落ち着きが無さ過ぎる。



DSC010247

大曽教会です。銀色の八角形ドームを天井に戴いた細長い鐘塔がそびえるシルエットは非常に崇高な雰囲気。長崎の多くのカトリック教会堂建築を手がけた高名な建築家「鉄川与助」により1916年に建立され、県の重要文化財に指定されてます。



DSC010241

今日は地元の信者の人たちがミサをやってたので中には入れません。

大曽教会の素敵な外観は、よく見ると色の異なるレンガを規則的に配置するなど趣向が凝らされており、上五島で最も美しいとも言われ「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の13の構成資産と一体的に後世へ保存・継承される扱いとなってます。



DSC010250

17:55 1907年に建てられた木造作りの素朴な「冷水教会」です。こちらも鉄川与助作で、与助が27歳のとき、棟梁になって初めて設計施行した記念すべき教会だそうだ。

わたしが27のときは、たぶんプラモデルを作ってました。



DSC010255

トンガリ帽子のような屋根が特徴的。海が近いため時化(しけ)た時の塩害対策で、外壁の張替などの定期メンテを地元の信徒達が献身的に行ってるそうです。



DSC010262

堂内はステンドグラスからこぼれる三色の光がとても幻想的です。



DSC010266

教会脇の「いつくしみの聖母像」です。夕暮れに佇む聖母像は、お母さんのようなとても優しい雰囲気で、思わずお小遣いをねだりたくなりました。



DSC010268

18:16 冷水教会を後にし、すぐ近くにあった「矢堅目公園」に行ってみました。

写真の円錐形の巨大な奇岩が特徴で、鬼ユリの群生地としても知られており、道路から細い階段を上がると、芝生とベンチのある開けた展望所に出ます。



DSC010275

18:20 東シナ海に沈む美しい夕陽が見れました。

矢堅目の由来は、古くより湾内への外敵の侵入を警戒して弓兵の守備隊を配置してたことに発するらしいです。我々が行ったときはカップルが3組ほどベンチを占有しており、危うく俺らが外敵扱いされるところでした。



DSC010287

18:44 1910年に建てられた「青砂ヶ浦教会(あおさがうらきょうかい)」です。

これが本日のラストイベント。ラリホーでも食らったのか凄まじく眠いです。レンタカーの助手席で何度も意識と会話が瞬断され、夜道を運転してた友達の「うぉう!イノシシだ!」という事件性の高い台詞にも反応が無かったらしい。



DSC010296

こちらの教会も鉄川与助作。初期のレンガ造りの完成形と言われており、国の重要文化財に指定されてます。本日は残念ながらミサ中だったため、明日また来ることにしました。



DSC010300

19:20 出来たてホヤホヤの話題のリゾートホテル「ホテルマルゲリータ」にチェックインしました。2012年オープンした高台の白い館は教会をイメージしており客室数も上五島にある教会の数と同じ29らしい。やっとガン寝できる。



DSC010297

泊まった素敵なツインルームです。男同士で泊まるにはもったいなく、夜遅くにホテルに戻り早朝に出発する工程からホテル自体はあまり堪能できず、ほぼ寝るだけの部屋でした。これぞ真の贅沢。

あまりの睡魔に意識が吹っ飛ぶ寸前でしたがチェックイン直後、汚くする前に部屋の撮っとく理性がまだ残ってました。



DSC010301

広々とした吹き抜けのロビーとレセプションです。従業員の方はとても親切。ロビー前の大きな窓の外にはマーガレットのお花畑が広がりとても綺麗です。と東京帰ってからネットで知りました。



DSC010303

この後のディナーもほとんど酔っ払いのような受け応えをしてたらしい。さすがに今晩は夢の中ですら夜遊びの選択肢はまったくない。(続く)

ブログランキング・にほんブログ村へ

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

きらきらカウンター
最新記事
お勧めアイテム












最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
管理人プロフィール

akiraul

Author:akiraul
アナログ思考でデジタル嗜好で不思議志向な好青年です。

管理人へメール
お気軽にメッセください♪

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

お勧めアイテム