葉山・森戸神社でパワースポット巡り 一色海岸


より大きな地図で 20130727_葉山 を表示

2013年7月、海を見たいという友達に誘われ、失恋したOLかと突っ込みつつ、唐突に葉山に行ってきました。前日までまったく予想してなかった展開だ。

相模湾に面した葉山町は三浦半島の中部西に位置し、海水浴客やサーファーがワンサカ来る湘南・茅ヶ崎・江ノ島が庶民のリゾート地ならば、日本のヨットレースの発祥地で著名人の別荘が立ち並ぶ葉山はやや格式高いイメージです。



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12:25 めたくそ暑い7月のJR逗子駅東口のバス停3番乗り場です。こっから京浜急行バスで海岸回り葉山方面に向かいます。

今回の道程は以下なシンプルプランですが、全て苦手なバス移動となるため困難度3割増しでお願いします。

・葉山マリーナで海猿気分を味わう
・森戸神社で山猿気分を味わう
・森戸海岸で石原裕次郎気分を味わう
・葉山御用邸でセレブ気分を味わう
・海沿いのオシャレカフェでベッキー気分を味わう

中国の大気汚染のような写真の画調は、流行(はやり)のInstagram風エフェクトにしてオシャレ感を醸し出してみました。



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12:48 最初に葉山マリーナの一つ前のバス停「鐙摺(あぶずり)」で下車し、強日に炙られつつ海に向かって歩いてくと白亜の建物が見えてきました。

ここは有名カフェ「ラ・マーレ・ド・茶屋(La Maree De Chaya)」です。1階はバー&カフェ、2階はフレンチレストランで、サザンの「鎌倉物語」の歌詞に出てくる老舗日本料理屋「日陰茶屋」の系列店です。

まずはここで腹ごしらえだ。



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店内です。1階のカフェは海の見える写真の明るいサンルーム席と、海風が心地よいテラス席、あと、落ち着いた室内のテーブル席があります。

店内は時間にしてはなぜか空いてて静かな雰囲気。サザンの歌詞にあるよう、声をひそめて話すのがルールなのか。



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室内席に座ろうとする友達を厳しく制し、葉山に来たからには海風に吹かれるべきだろう、とテラス席に出てみました。暖かい日差しが心地よい。



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危うくジャングル黒べえになりかけ、あっけなくクーラーの効いたサンルーム席に戻ってブランチしました。この時期の葉山の日差しは強すぎる。

ちなみにここはドラマ「Mother」で芦田愛菜ちゃんと尾野真千子がクリームソーダを飲んでた店らしい。また建物は金曜ロードショーのオープニングのシーンにも使われてたそうです。

などと友達に博識ぶりを披露してたら、フーンそうなんだ、と流されました。痩せ我慢しやがって。



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14:31 次に来たのは本日のメインの一つ「葉山マリーナ」。

ヨットハーバーに加えてショップやレストランなどが入った日本を代表するマリーナで、江ノ島を周るクルージングも一人2850円で受け付けており、最近ではテレビドラマ「海猿 UMIZARU EVOLUTION」のロケ地で有名です。

裏っ側に回ると・・・



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これぞ葉山、というプチモナコな光景が飛び込んできました。

写真の黄色い建物は海猿でバー「OCEAN'S」として使われたイエローハウスことハーバー事務所。ハーバー内はヨットオーナーなどの関係者以外は立ち入り禁止なため、キックボードオーナーのわたしは手すりから眺めるだけです。



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こちらは上架(ヨットを吊り上げて船体を水から出すこと)用のクレーン。海猿で調子こいた伊藤英明が懸垂をさせられた場所です。ドラマで映った「懸垂禁止」のデッカい落書きはありませんでした。

これで実はわたしが海猿を一度も観たことがないのが信じられない。



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15:14 再びバスに乗ると本日のメインイベント「森戸神社」に来ました。

森戸神社は別名「森戸大明神」とも言い、葉山地区の総鎮守で、男女恋愛、幸せな結婚、不倫な文化を統括する恋愛成就のパワースポットで有名です。



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境内を拝殿に向かって歩いていきます。

森戸神社の祭神は「大山祗命(おおやまつみのみこと)」と「事代主命(ことしろぬしのみこと)」で、静岡県三嶋大社の三嶋大明神の2柱が祭神となってます。



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森戸神社の由来は、鎌倉幕府を開いた、あの源頼朝まで遡ります。1160年の平治の乱で平氏に敗れた源頼朝は、深く信仰していた三嶋大明神に流刑地の伊豆で源氏の再興を祈願しました。



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そして時は流れて1180年。驕る平氏も久しからず、20年の雌伏を経て頼朝が挙兵に成功した際、祈願成就への謝恩を表すために三嶋大明神の御分霊を鎌倉に近いこの葉山の地に勧請したのが森戸神社の始まり、と言われてます。

これで実はわたしが日本史ではなく世界史専攻なのが信じられない。



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森戸神社の境内には境内社が複数あり、写真は「おせき稲荷社」です。古来より咳で苦しむ人や喉を使う職業の人にご利益があると言われてるのでカラオケ行く前に御参りしよう。

他に安産・子宝祈願の「水天宮」、猿田彦大神を祀った「庚申塔」、家畜やペットの守護神「畜霊社」、英霊や水子の霊が祭られた「総霊社」が境内に静かに佇んでます。



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拝殿でお参りしました。

観光地然してなく、静かな境内をポツリポツリ地元民が行き交う森戸神社は、地元に根ざした素朴で落ち着く素敵な神社でした。



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お参り後、拝殿に向かって左の駐車場に出ると森戸海岸の海が見えました。

ここからのサンセットは「森戸の夕照(せきしょう)」と言われ、江ノ島や富士山をバックに、湾内に点在する岩礁や灯台・鳥居が夕陽に優しく包まれていく様がとても美しく、1979年「かながわの景勝50選」に選ばれてます。



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海を望む高台には、源頼朝から歴代の天皇陛下、またその他、葉山にゆかりのある人たちの記念碑がモヤイ像のように立ち並んでました。



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駐車場の脇には小さな鳥居があり、拝殿奥の森の中に横から入ってく謎の階段があったので一人で登ってみました。付近には誰もいません。



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階段を上がりきると、森のヌシ然した森戸神社の御神木がそびえておりました。ひとけの無い丘の上で風に吹かれて葉がさやさやと梢で音を立てる様は威風堂々としており、威厳に打たれて御参りしました。



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途中の小さな広場には、日吉社の小さな祠がひっそりと佇んでました。森戸神社創建時、日吉神社がこの地にあったらしいのでその名残りかもしれません。

この写真の後ろに樹高15m、樹齢約800余年の葉山町指定天然記念物「飛柏槇(ひびゃくしん)」の石碑があったはずですが、ビャクシンだらけでどれか分からず。



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また、階段途中のベンチでは中学生のカップルが二人きりの空間を作ってました。NHKの中学生日記を思い出した。

右奥に源頼朝が非常に珍しいとして褒めたと伝えられる、岩上に育った松「千貫松(せんがんまつ)」がチラりと見えましたが、二人の張る結界が強すぎてこれ以上、近寄れない。



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森戸神社で色んなパワーを吸収した後、真紅の橋を渡って森戸海水浴場に向かいました。この橋は「みそぎ橋」と言い、鎌倉時代に森戸海岸が七瀬祓の霊所と定められ、浜辺で「禊」が行われてたことに由来があります。

オシャレ坊主頭で禊済のわたしはスキップして渡れます。



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16:01 浜辺の強い日差しで頭がクラクラして来たため、冷たいものを飲みに、目をつけてたカフェ「SCAPES THE SUITE」に行きましたが、本日貸切で入れず。

抜かりなく、もう一つ目をつけてたカフェ「CABaN」に来ました。



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ここはアパレルブランドのトゥモローランドが運営するオシャレなビーチサイドカフェです。入口くぐって芝生の広場を抜け、階段を上がると・・・



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とてつもなく白く、明るい空間が飛び込んできました。オーシャンビューの開放的過ぎるオープンカフェです。



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海や夕陽を望める最高のアリーナ席は、この時期、夏の日差しの直撃をジワリと受けるのでガラ空きです。



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お客さんは皆、日差しが当たらない後ろの席に窮屈そうに集ってました。気合が足りん。って、わたしたちもだけど。



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オーダーはこちらのネイチャーなオシャレなカウンターで注文します。店員はなぜか全員イケメン白人で、ちょっとやりすぎな感がある。



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オシャレでキレイなCABaNは、森戸の海をノンビリ眺めて日常を忘れるにちょうどいい素敵なカフェでした。



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17:07 再びバスに乗り、次はバス停「一色海岸」の近くにある「しおさい公園」と「葉山御用邸」に行くことにしました。

バスが着くと、まずはしおさい公園に向かったが、残念ながら入園は16:30で終了。仕方なくそのまま森を抜けて一色海岸に来てみました。



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森戸海岸に続く海岸のハシゴです。一色海岸の方が人が少ない印象ですが時間帯の違いかもしれません。砂浜をゆっくり歩いてると、遠くに海に突き出た小さな岬が見えたので行ってみることにしました。



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17:15 海の上に綺麗な芝生の橋がかかってました。ここは「小磯の鼻」と呼ばれる一色海岸と大浜海岸の境目となる岬の上です。

葉山御用邸のちょうど裏側にあり、天皇・皇后両陛下がよく散策に来られるそうで神奈川県警のお巡りさんの詰所もありましたが、今日は家族連れがレジャーシートを芝生に敷いてくつろぎノンビリした雰囲気でした。



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砂浜から芝生に来ると、砂の照り返しが無くなるため体感温度が一気に下がり、歩いててとても心地よい。

岬の脇の岩礁には謎の鳥居がありましたが、実は一色海岸のこの芝生付近はパワースポットらしく、御用邸がこの地に建てられたのも風水上、非常に良い気が流れているからだそうです。心地よいのはそのせいかもしれません。



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岬の先端まで行ってみました。
ちょうど小磯の鼻から飛び出た鼻毛、に当たる場所です。

写真の恐竜の背骨のような岩礁は「葉山スコリア」と言われてます。友達にスコリアとは恐竜の一種、と博識を披露しようとしたら、実は全然違ったらしい。危ない。



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小磯の鼻は、世俗的な海水浴場のようにナンパに執念を燃やす人もいなく、芝生で寝転ぶ人、ヨガする人、水遊びに興じる人で和やかな雰囲気が作られ、さらに治安も万全という大人がベースキャンプを張るのに最適な場所でした。



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17:28 この後、葉山御用邸に向かいました。

正門は反対側の134号線沿いにあるため、御用邸に沿ってぐるっと迂回する必要があります。御用邸周りには監視カメラが複数設置され、頭上でもたくさんの海鳥が我々を監視してます。



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17:37 葉山御用邸と一色海岸の間にある「県立葉山公園」に来ました。

かつては葉山御用邸付属の馬場で、今は松林がとても綺麗な公園です。キャッチボールしてる親子を華麗にかわし、今回は通り抜けるだけです。



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17:50 R134の下山橋交差点から見た御用邸内の趣のある橋です。

御用邸とは天皇家の別荘のことで、ある程度の規模の建造物と敷地を有するものを離宮、小規模のものを御用邸と言うらしい。葉山以外には那須御用邸と須崎御用邸があり、那須と須崎は夏に、ここ葉山御用邸は冬に訪られるそうです。

冬は寒いんじゃね?と思ったが、葉山は黒潮の影響で比較的温暖らしく、逆に夏は海水浴客が多くて散策に向かず、須崎にはプライベートビーチがあるんでそちらに行かれるみたいです。

などと友達に博識ぶりを披露してたら、フーンそうなんだ、と流されました。痩せ我慢しやがって。



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17:53 葉山御用邸の正門に着きました。付近には警備中の警官がたくさんいて、これ以上、近づくのは難しい。

写真撮ってたらお巡りさんが話しかけてきて「警備上の問題があるからボクたちは写らないようにしてね」って優しく言われた。了解。しかしよく考えたら邸内は一般開放されてるわけもなく外から門を観るだけだ。

この後、最後にサンセットを見るべく、再び森戸海岸に戻りました。



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18:26 7月の「森戸の夕照」です。柔らかい夕陽に湾内が包まれてます。

しかし今回は苦手なバスに何回乗ったことか数え切れず、かなり精神を鍛えられました。モバイルSUICAの利器に内緒で感謝です。



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写真左の岩礁に視力検査に使えそうなほど小さな鳥居と灯台が見えてます。

赤い鳥居は沖合500mにある小さな「名島」にあり、ここには竜神が祀られてるらしい。昔は名島まで陸続きで、森戸の地に別荘を構えてたという源頼朝もよく往来したそうだ。今は渡し舟で大人一人1000円で行くことができます。

白い灯台は「葉山灯台」で、地元では裕次郎灯台と呼ばれており、ヨット乗りで葉山に縁の深かった石原裕次郎の三回忌を記念し、兄の石原慎太郎氏が基金を集って1989年に建てられました。



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石原裕次郎のトリビアを考えてると、鎌倉幕府は何年に出来たか知ってる?と、友達に聞かれた。イイクニ作ろうでしょ?と答えると、今の教科書では征夷大将軍となった1192年じゃなく、平氏を滅亡させ諸国の支配を確立した1185年となってるそうだ。

「フーン・・・え、ええーっ!?」
痩せ我慢できずブったまげました。(完)

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