栃木・那須温泉神社でパワースポット巡り 殺生石/乙女の滝


より大きな地図で 20140502_那須温泉神社 を表示

サイパンから帰国した翌日、南の島から一転し、今度は日本の田舎、那須高原に車でノンビリ旅行に行きました。展開の速さに下着の替えが追いつかない。



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12:10 那須街道沿いの「チーズガーデン」に併設されたガーデンカフェ「しらさぎ邸」の中庭でランチを食いつつ同行者とブリーフィング中です。

今回の目的は、まずは那須の温泉信仰の総本山「那須温泉神社」参拝。そしてお隣、九尾の狐伝説で有名な「殺生石」を眺めつつ賽の河原を散策し最後に白笹山の清流が流れ落ちる「乙女の滝」を巡るシンプル一泊旅行です。

つーか、ここの特製黒カレー、巨大な肉塊がとても柔らかくあまりの美味しさにパワスポ談義がカレスポ談義になってしまった。



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13:42 ランチ後、東北道を車でカッ飛ばし、まずはウォーミングアップで「那須どうぶつ王国」にやって来ました。

観光ガイドを見ると、自然豊かな那須高原にはサファリパークにアルパカ牧場、ワールドモンキーパークにテディベアミュージアムと、動物と触れ合える観光地が都会のコンビニ並に乱立しており、どれに行くか迷います。



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さっそく園内を回ってみました。

いきなりカピバラに逃げられ、



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目つきの悪い羊に睨まれ、



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フタコブラクダに邪魔され、



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モルテンにシカトされたものの、



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松本零士が描いたような、アルパカの瞳に癒され、



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可愛らしいラム肉に食欲を誘われました。



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10:34 二日目、いよいよパワスポ巡り本番。

車で那須街道を北上し那須湯本温泉街を通り過ぎた先にある「那須温泉神社(なすゆせんじんじゃ)」にやって来ました。今から325年前の1689年に松尾芭蕉が「奥の細道」の途中で立ち寄ったという由緒正しき神社です。



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那須温泉神社の祭神は、大国主こと「大己貴命(おおなむちのみこと)」と「少彦名命(すくなひこなのみこと)」。大昔にもゴリ押しがあったのか各地の温泉神社の祭神は大体この2神らしいです。

メインの大鳥居前の階段にスマホに夢中のチャリダーが延々と座っており、動く気配がまったくないので肖像権を開放したと判断しました。



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鳥居をくぐると300m先の拝殿まで参道が一直線に続いてました。

那須温泉神社の創建は630年の舒明天皇(じょめいてんのう)の治世と言われ、飛鳥時代に建てられた非常に古い歴史を持つ神社らしいです。聖徳太子が摂政を司った推古天皇の次の天皇が舒明天皇、と聞くと時代感がピンと来た。



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第二鳥居に来ました。参道はとても長閑でいい雰囲気。

伝説では、この地に住む「狩野三郎行広」なる者が狩で白鹿を追う最中に道に迷い、そこに現れた神を名乗る白髪の老翁に導かれるまま先へ進むと、山麓奥深くに那須の温泉郷とそこで傷を癒す白鹿を見つけたことから、神々の加護を感じて社を建立したのが始まりらしいです。

セキュリティ意識の発達した今の時代ではこんな伝説は生まれづらい。



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これは「水琴窟(すいきんくつ)という日本庭園の仕掛けの一つで、水滴の音が琴を奏でるような音色に聞こえる音階装置です。このときはショぼい水飲み場かと思いスルーしてしまいました。



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途中、参道左手に「愛宕神社(あたごじんじゃ)」へ向かう急な階段がありました。兎飛びにちょうどいい。



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気合を入れて一気に階段を上がり切ると素朴過ぎる愛宕神社の拝殿がありました。心臓のビートが尋常じゃないです。

愛宕神社の祭神は火の神「火産霊命(ほむすびのみこと)」で、ジョジョのスタンド「マジシャンズレッド」の化身と言われてます。



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階段下には「愛宕福神水」という清涼な湧き水があり、参拝者は初穂料千円で持参した容器に水取りができるそうです。

後のドラゴンボールの「超神水」です。



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樹齢800年、樹高18m、周囲4mの通称「生きる」と呼ばれる御神木です。
正体は巨大なミズナラの木で、名前の通り、活力・蘇生力・生命力等の生きる上で必要なパワーが授かるご利益があるそうです。

木化する800年より以前は、ロードオブザリングで有名になった「エントの木」で、地上を歩き回っていたと言われてます。



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と、様々な逸話の残る那須温泉神社ですが、平家物語で船上に揺れる扇の的を見事に射抜いた源氏の武将「那須与一(なすのよいち)」が、矢を射る直前、那須温泉神社の神様に祈念したという逸話が最も有名です。



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那須与一は日本史上、屈指の弓の達人と言われ、その実力はロードオブザリングのレゴラス級と言えば分かりやすい。ファイナルファンタジーⅡでも「よいちのゆみ」という最強クラスのアイテムが登場するそうです。



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などと嘘八百・・・じゃなく雑学を披露している内に拝殿に着きました。
誰かが朝飯でも食ってるのか卵かけご飯の匂いが漂ってます。



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まずは手水屋で妄想にまみれた心を清めます。
何がロードオブザリングじゃい。



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拝殿で御参りしました。ちなみに拝殿の屋根は茅葺ではなく、温泉から漂う硫黄対策でステンレス葺きのハイテク屋根らしいです。



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隣には大陸からやって来た魑魅魍魎の主九尾の狐(きゅうびのきつね)」を祀った「九尾稲荷大明神」がありました。伝説では、退治された九尾の狐の死体が殺生石に姿を変え、死後さらに強大となった念を纏い、周囲に毒気を撒き散らしたと言われてます。

九尾の狐は映画「ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸!!」でもボス役で登場するなど、酒呑童子や崇徳上皇と並ぶ日本三大悪妖怪の一人だそうです。



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九尾稲荷大明神の脇から境内を出ると、高台から殺生石のある「賽の河原」を一望できました。まるで喫煙所の灰皿の中にいるかのような荒涼とした世界観です。



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草木の生えない賽の河原には赤い帽子を被った「千体地蔵」が立ち並んでおり、荒れ果てた大地に咲いた赤い花のようです。



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鼻の穴を押さえつつ散策道を下って殺生石に向かいました。

伝説では、平安時代末期に大陸から日本にやってきた九尾の狐は、美しく妖艶な女官「玉藻前(たまものまえ)」に化けて鳥羽上皇を篭絡、宮廷を暗躍して病と怪異と死をもたらしましたが、陰陽師・安倍泰成に正体を見破られ那須野に逃げ込みました。



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それから10数年、那須野で婦女子をさらうなど悪行の限りを尽くす九尾の狐を討伐すべく朝廷から数万の軍勢が派遣され、激しい戦いの後、討ち取られた九尾の狐は死後、毒石に変わり、瘴気を撒き散らして近づく人や動物の命を奪う殺生石になったと言われてます。

殺生石に着きました。たぶん左真ん中の注連縄が付いた石がそれです。草木の生えぬ情景は、まさにグイン・サーガの「グル・ヌー」の世界観だ。



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殺生石周辺は強烈な硫化水素ガスの匂いが充満しており、
誰にもバレることなく、すかしっ屁し放題でした。



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丘の上に登ってみました。325年前に松尾芭蕉が

「殺生石は温泉の出づゆ山陰にあり。石の毒気いまだ滅びず、蜂・蝶の類、真砂の色の見えぬほどかさなり死す」

と、綴った光景とは違い、今日はとても天気が良く抜けるような青空がオドロオドロしい雰囲気を中和してました。



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賽の河原をぐるりと周って駐車場に戻ることにしました。

このひときわ立派な地蔵は「教伝地蔵(きょうでんじぞう)」と呼ばれ、日頃の親不幸で天罰が当たって死んだ教伝という者を供養すると同時に、人々への戒めとして建てられたそうです。



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あの世とこの世を分けると言われる「三途の川」の岸辺の賽の河原は、親より先に亡くなった子供達が成仏できずに彷徨う場所で、地獄の鬼から責められる子供達をこのお地蔵様達が親代わりになって護るといいます。



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隕石のような「盲蛇石(めくらへびいし)」がありました。

伝説では、昔々、村人が賽の河原で盲の蛇を見つけ、哀れに思って蛇が冬を越せるようススキと小枝で小屋を作ってあげました。春になって小屋に行ってみると蛇がいた場所に湯の花が咲いてたことから湯の花の製法が分かって村が繁栄。後年、蛇の首に似たこの石を大切に祀ったそうです。

つーか「湯の花」が実は植物じゃない、と知って計り知れない衝撃を受けました。



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境内に戻ってきました。まだ桜が咲いており、春の残り香が感じられます。

見所が詰まった那須温泉神社と殺生石の抱き合わせセットはアカデミックな大人の観光スポットとして非常に完成度が高いと感じました。



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11:38 車を飛ばして最後のスポット「乙女の滝」に来ました。



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散策道から木の階段を下りていくと観瀑台があり、駐車場から2分であっけなく滝壺が見えました。もうちょっとタメてもいいですね。



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白笹山(しらささやま)から流れる沢名川(さわながわ)の綺麗な清流です。川にはイワナやヤマメもいるらしく、渓流釣りも盛んなようです。



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滝をバックに記念写真を撮る他の観光客との駆け引きを楽しみつつ、ジワリジワリと近づいていきました。



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我々の番が来ました。清流のミストがシャワーのように降り注ぐ滝壷です。

乙女の滝は高さ10m、幅は5mとこじんまりしてますが、滝壺への距離・水量・造形のバランス・清涼感など、観光用の滝として過不足がありません。



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乙女の滝の名前の由来は、滝壺に若い人魚が現れたという説、流れ落ちる水が美しい女性の髪の毛に見えるからという説、美しい女性が滝で髪を洗ってたという説などがあるらしいです。



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マイナスイオン充電モードに入り、しばらく川の流れを眺めてると、気づいたら犬を連れた綺麗な女性が一人で階段の手すりに座ってました。乙女の滝の人魚に違いない。案外、滝の名前の由来もこんな些細な小話だったのかもしれません。



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11:56 駐車場へ戻る途中、森の中に素敵なカフェがあったのでケーキセットを食べに寄ることにしました。ここは季節限定でオープンしてる真の隠れ家カフェ「Cafe Calme(カフェ・カルム)」です。まるで森の魔女か妖精が住んでそうな雰囲気です。



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客は我々だけで、ジャズが静かに流れるアンティーク調のこじんまりとした店内はとても落ち着いた空間です。深みのある珈琲に話し好きの素敵なマスター、最高レベルのウォシュレットと、とても素敵なカフェでした。



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13:29 最後に「那須ハイランドパーク」に寄って東京に戻りました。実はこれがメインイベントだったり。



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観覧車に乗ってみました。何とここの観覧車にはカップル専用シートがあり、四方八方、写真のようなコジャレた仕掛けが施されてます。



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トイスタジアムでは機動戦士ガンダムの特別展示会をやっており、実物大のシャアザクがありました。このクオリティの高さは尋常じゃない。



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スタジアム内のBARでどこかで見たパイロットが飲んだくれてました。

ちなみにこの時のシャアは19歳という説があり、未成年なのに酒飲んでいいのか?というツッコミも放映時はあったらしいです、わたし的にはそれ以上に、あのランバ・ラルさんがまだ35歳、というのが衝撃的過ぎました。(完)

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